「プロテインは飲んだほうがいいですか?」——これはパーソナルジムのカウンセリングやセッション中に、最も多く寄せられる質問の一つです。プロテインについては「飲まないと筋肉がつかない」「普通の食事で十分」といった相反する情報がネット上に溢れており、何が正しいのか判断しにくい状況があります。
結論を先にお伝えすると、プロテインの必要性は目的・食生活・身体の状態によって異なります。まず「あなたはプロテインが必要か」を簡単に判断するチェックリストを確認してください。
プロテインの活用を検討したいケース- 1日3食のうち、たんぱく質源(肉・魚・卵・大豆製品)が1食以上抜けることが多い
- 外食・コンビニ食が週3日以上で、食事量が少なくなりがち
- 筋力アップ・ボディメイクを目的としており、体重×1.4g以上のたんぱく質を食事だけで確保しにくい
- 毎食、肉・魚・卵・豆類などたんぱく質源をしっかり摂れている
- 健康維持・軽い運動習慣化が目的で、運動強度が低い
この記事では、トレーニング後の栄養補給の科学的な根拠、プロテインの種類と具体的な選び方、そしてRe:Glowの現場から見えてきた独自知見をまとめました。
この記事の要点まとめ| 目的 | プロテインの活用度合い |
|---|---|
| 筋力アップ・ボディメイク | 食事でたんぱく質不足の場合に補助として検討する価値あり |
| ダイエット(体脂肪減少) | 筋肉量維持のために活用されることが多い |
| 運動習慣化・健康維持 | 食事で摂れていれば追加不要のケースも多い |
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トレーニング後にプロテインが推奨される理由
筋たんぱく合成とトレーニング後のタイミング
筋力トレーニングを行うと、筋繊維に微細な損傷が生じ、その修復・再構築のプロセスで筋たんぱく合成が促進されると考えられています。この合成反応はトレーニング直後から数時間にわたって活発になるとされており、このタイミングにアミノ酸が体内に届いていることを重要視する研究知見があります。
近年のスポーツ栄養研究では「いつ飲むか(タイミング)」よりも「1日全体でどれだけ摂れているか(総量)」の方が重要という見解が主流になりつつあります(ISSN スタンドポジション 2017)。タイミングを過度に気にするより、毎日継続して必要量を確保することを優先する方が現実的です。
食事だけで必要なたんぱく質を補えるか
トレーニングを行っている方に推奨されるたんぱく質の目安は体重1kgあたり1.4〜2.0gとされています。
この数値の主な根拠として:
- ISSN「Protein and exercise(2017年)」:筋肉量の維持・増加を目指す場合に体重1kgあたり1.4〜2.0gを推奨
- Academy of Nutrition and Dietetics / ADA「Position of the Academy(2016年)」:持久力・筋力トレーニングを行う成人で1.2〜2.0g/kg/日を提示
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」:運動量に応じた推奨量が示されている
- 個人差があるため、具体的な目標量は専門家への相談が確実です
体重60kgの方なら84〜120g/日が目安です。食事換算すると、鶏胸肉100gあたり約23g、卵1個あたり約6g。3食バランスよく食べていれば目安に近い水準に達する方もいます。一方、食事量が少ない・外食が多い・食事が乱れがちな方には、必要量の確保が難しいケースも少なくありません。
結論:プロテインはたんぱく質を手軽に補う選択肢の一つになり得ますが、まず食事の質を整えることが大前提です(プロテインは食事の代替ではありません)。プロテインの種類と選び方
プロテインにはいくつかの種類があり、原料・特性・向いている人が異なります。目的・体質・生活スタイルに合ったものを選ぶことが、長続きのポイントです。
主要3種類の特徴比較
| 種類 | 原料 | 吸収速度 | 1食あたりたんぱく質目安 | 向いている人 | 注意・要相談のケース |
|---|---|---|---|---|---|
| ホエイプロテイン | 牛乳(乳清) | 比較的速い | 20〜25g程度 | 筋力アップ・ボディメイク希望者、トレーニング直後に補給したい方 | 乳糖不耐症の方(腹部症状が出る場合あり)・牛乳アレルギーの方は避けてください |
| ソイプロテイン | 大豆 | 比較的ゆっくり | 15〜20g程度 | 乳製品が苦手な方、植物性を好む方 | 大豆アレルギーの方は不可。甲状腺疾患がある方は医師に相談を |
| カゼインプロテイン | 牛乳(カゼイン) | ゆっくり | 20〜25g程度 | 就寝前の補給を好む方、腹持ちを重視する方 | 乳糖不耐症・牛乳アレルギーの方は注意 |
目的別の選び方
筋力アップ・ボディメイクを目指す方:吸収が比較的速いホエイプロテインがトレーニング後の補給として選ばれることが多い傾向があります。乳糖不耐体質の場合は、ラクターゼ処理済みのホエイアイソレート(WPI)タイプか、ソイプロテインへの切り替えを検討してください。 乳製品が苦手な方・植物性を好む方:ソイプロテインが主な選択肢です。大豆由来でホエイとはアミノ酸プロファイルが異なりますが、食事から他のたんぱく質源と組み合わせることでバランスを補えます。 継続しやすさを最優先したい方:フレーバーや溶けやすさを重視して選ぶことが現実的です。栄養価が高くても飲み続けられなければ意味がありません。複数のフレーバーを少量から試すことをお勧めします。結論:体質・アレルギー・目的に合った種類を選び、まず少量で試すことが失敗しないプロテイン選びのコツです。成分表示のチェックポイント:1食あたりたんぱく質15g以上・糖質量・人工甘味料の有無・カロリーを確認する習慣をつけると、自分の目的に合ったものを選びやすくなります。
Re:Glowの現場から — プロテインに関するお客様の相談と実態
延べ3,000件以上のセッション実績を持つRe:Glowの現場から、プロテインに関する相談パターンと当ジムの取り組みをご紹介します。
独自知見① Re:Glowではセッション後にプロテインを提供 — 「選び方がわからない」を解消する仕組み
Re:Glowでは、セッション終了後にプロテインを提供しています。この取り組みは「プロテインを自分で用意する手間を省きたい」「どれを選べばいいかわからない」というお客様の声から生まれました。
市販のプロテインは製品数が多く、はじめて購入する方が迷うのは自然なことです。また、大容量を購入したものの味が合わず飲みきれないケースも散見されます。Re:Glowでは飲みやすさ・継続しやすさ・たんぱく質含有量を考慮してトレーナーが選定したプロテインを提供しており、初めての方でもトレーニング後の栄養補給を無理なく習慣化できる環境を整えています。
Re:Glow三鷹台店・深大寺店の両店舗では、プロテイン提供をきっかけにトレーニング後のルーティンが定着したというお客様のフィードバックを複数いただいており、「続けられる環境をつくること」を重視した施策として機能しています。特に初めてパーソナルジムに通う方(延べセッションの半数以上が運動初心者またはブランクあり)からの反応が多い傾向があります。
独自知見② 「プロテインより食事の見直しが先」が現場の実感
延べ3,000件以上のセッションで積み上げてきた現場感覚として、プロテインについて相談されるお客様の相談内容を整理すると、「プロテイン選びの質問」よりも「そもそも食事全体が整っていない」ケースが多いというパターンが見えてきています。
Re:Glowでプロテイン相談を受けた際の標準的な流れは次のとおりです。
このプロセスを通じて、食事内容を少し見直すだけでたんぱく質の目安量を満たせるようになるケースが少なくないことが、現場からの知見です。「プロテインを飲めば解決する」という発想より、「食事をベースにしてプロテインで補う」という順序を意識していただくことが、長期的な成果につながりやすい傾向があります。
結論:Re:Glowの現場では「プロテインより食事が先」が一貫したスタンスです。ジムでのプロテイン提供は、この前提を守りながら継続しやすい環境を整えるための取り組みです。※ 上記は定性的な現場観察に基づくものであり、統計的エビデンスとして保証するものではありません。個人差が大きいことをご了承ください。
食事管理も含めた総合サポートについて:Re:Glowでは食事サポートを通じて、プロテインの活用方法を含む栄養面のアドバイスも行っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. プロテインを飲まないと筋肉はつきませんか?
食事から必要量のたんぱく質を摂れていれば、プロテインなしでも筋肉の合成・維持は可能と考えられています。プロテインはあくまで食品の一種です。ただし、運動量が増えるとたんぱく質の必要量も増える傾向があるため、食事だけでカバーしにくい状況が続く場合には補助として活用を検討する価値があります(個人差があります)。
Q2. プロテインはいつ飲むのが効果的ですか?
「トレーニング直後30分以内」というアドバイスが広く知られていますが、ISSNの2017年スタンドポジションをはじめとする研究では1日全体のたんぱく質摂取総量の方が時間帯よりも重要とされています。タイミングにこだわりすぎるよりも、毎日継続して必要量を確保することを優先する方が現実的です。Re:Glowでセッション後にプロテインをご提供しているのも、タイミングが最適だからではなく、継続しやすいルーティンの構築を重視しているためです。
Q3. 女性がプロテインを飲むと体が大きくなりますか?
プロテインを飲むだけで体型が大きく変わることはなく、体組成への影響はカロリーバランスとトレーニング内容によるものです。女性はホルモン環境の違いから男性に比べて筋肥大しにくい傾向があるとされていますが、個人差があります。プロテインは筋肉を維持しながら体脂肪を減らすサポートとして活用されることが多い傾向がありますが、プロテイン飲料はカロリーを含むため、目的と食事全体のカロリーバランスを考慮することが大切です。
Q4. 市販プロテインを選ぶときの具体的な基準は何ですか?
目的によって優先ポイントが変わります。以下はRe:Glowが現場でお客様に案内する際の運用基準(独自基準)です。一般的な推奨値とは異なる場合があり、目標・体格・食事全体のバランスによって適切な数値は個人差があります。
| 目的 | 糖質目安(Re:Glow運用基準) | カロリー目安(Re:Glow運用基準) | その他のポイント |
|---|---|---|---|
| 筋力アップ・増量 | 1食5〜10g以下 | 150〜200kcal以下 | たんぱく質比率・BCAA含有量も参考に |
| 体重維持 | 1食5g以下 | 120〜150kcal以下 | たんぱく質比率を重視 |
| ダイエット・減量 | 1食3g以下 | 100〜120kcal以下 | 低糖質・低カロリーを優先 |
※ 上記はRe:Glow独自の運用基準に基づく目安であり、個人差があります。具体的な選び方はトレーナーへの相談をお勧めします。
共通して確認したいのは、たんぱく質含有量(1食あたり15〜25g程度が目安)・人工甘味料の有無・フレーバーの飲みやすさです。継続のために飲みやすさは重要で、はじめはトライアルサイズや少量パックで試すことをお勧めします。
まとめ — プロテインは「食事ファースト」で必要に応じて活用する
この記事のポイントをまとめます。
- プロテインが必要かの判断:まず食事のたんぱく質摂取状況を確認。不足しているなら補助として検討する価値あり
- たんぱく質の推奨量:体重1kgあたり1.4〜2.0g(ISSN 2017年・ADA 2016年)。食事でまず確保を目指す
- プロテインの種類:ホエイ・ソイ・カゼインが主流。体質・アレルギー・継続しやすさで選ぶ
- Re:Glowの現場知見:①セッション後にプロテインを提供し継続しやすい環境を整えている ②プロテイン相談の多くは食事全体の整理から始まるのが実態
「自分はプロテインが必要か」「どれを選ぶか」に迷っている方は、トレーナーへの相談が最も確実です。Re:Glowでは無料カウンセリングで食事・栄養の個別アドバイスも行っています。
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