ボディメイク・筋力アップ

ベンチプレスの重量を伸ばすには?10年続けている私が大切にする5つの基本

「ベンチプレスがここ半年、全然伸びない」。そんな声を、Re:Glowの現場でもよくお聞きします。100kgの壁、120kgの壁、そして自分の体重の2倍の壁。挑んでいる人ほど、誰でも一度はぶつかる停滞です。

私自身も10年近く筋トレを続けていますが、順調に伸び続けた時期ばかりではありません。むしろ停滞と小さな更新の繰り返しでした。それでも前に進めてきたのは、派手な裏ワザではなく、基本を愚直に続けてきたからだと感じています。

この記事では、私がベンチプレスの重量を伸ばすうえで大切にしている5つの基本を正直にお話しします。「伸び悩んでいる」と感じている方の、次の一歩のヒントになれば嬉しいです。

なぜベンチプレスは伸びづらいのか

ベンチプレスはスクワットやデッドリフトと違い、胸・肩・三頭筋という小さめの筋群で高重量を扱う種目です。そのため、神経系の適応とフォーム定着に時間がかかり、中級者以降は特に伸びづらい傾向があります。

現場で見ていて、伸び悩んでいる方には共通点があります。週1回しか挑まない、毎回メニューを変える、フォームが毎回微妙に違う、肩や三頭筋の補強をしていない、そして高回数ばかりで筋力刺激が不足している。どれも一見ささいなことですが、積み重なると大きな停滞につながります。

逆に言えば、基本を整えるだけで抜け出せるケースが多いのも事実です。裏ワザに頼る前に、まず5つの基本を見直してみてください。

保戸塚 康裕
執筆 Re:Glow代表 保戸塚 康裕

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。大手パーソナルジム勤務を経て独立し、Re:Glow パーソナルジムを設立。延べ3,000件以上のセッション実績を持ち、初心者から競技者まで幅広い層の指導を行う。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言を意図するものではありません。

ベンチプレスを伸ばす5つの基本

ここからは、私が実際に大切にしている5つの基本を順にお話しします。どれも真新しい話ではありませんが、愚直に続けている人ほど記録を伸ばしているという実感があります。

① 頻度を高める(週2〜3回)

週1回では、ベンチプレスに必要な神経系の適応が進みにくくなります。私は週2〜3回は必ずベンチプレスを触るようにしています。頻度を上げることで、フォームが体に染み込み、挙上の感覚が安定します。

「疲労が心配」という方には、重量日とフォーム日を分ける方法をおすすめしています。重量日は80〜90%で3〜5レップ、フォーム日は60〜70%でフォーム確認中心、という分け方です。ジムに通う頻度を増やすのが難しい場合は、パーソナルジム週2回の効果は?も参考にしてみてください。

② 正しいフォームで行う

ベンチプレスは、肩甲骨の寄せ、腰のアーチ、脚の踏ん張り、グリップ幅、バーの軌道、どれか1つが崩れるだけで挙がる重量が変わる種目です。重くするより、毎回同じフォームで挙げられるかを優先してください。

特に肩甲骨の寄せと背中のアーチは、初心者ほど意識できていません。背中で床を押すような感覚を作ると、胸の張りと脚の力が連動し、バーが安定して降ろせます。体幹の安定が土台になるので、体幹トレーニングの効果と鍛え方もあわせてご覧いただくと理解が深まります。

③ 低回数×3〜5セット(筋力重視)

高重量を伸ばしたいなら、8〜12回の高レップではなく、3〜5回×3〜5セットが基本です。神経系と筋力を効率的に鍛えるゾーンだからです。

毎セット限界ギリギリまで追い込む必要はありません。フォームが崩れない範囲で「あと1回できるかもしれない」という余力を1レップ残すくらいが、継続的に伸ばしやすい設定です。限界まで追い込むのは、月に1〜2回の挑戦日で十分です。

④ 肩・三頭筋も鍛える(補助筋の底上げ)

ベンチプレスは胸の種目と思われがちですが、肩と三頭筋が弱いと挙上の後半で詰まります。逆に言えば、胸だけを鍛えてもベンチプレスは頭打ちになりやすいのです。

私はショルダープレス、ディップス、ナローグリップベンチ、トライセプスエクステンションなどを組み合わせて、補助筋を地道に鍛えるようにしています。ベンチプレスの重量が伸びない時期ほど、補助筋のトレーニングに時間をかける価値があります。

⑤ 気合い(挑む瞬間の集中)

最後はメンタルの話です。重い重量を挙げる瞬間は、「絶対に挙がる」という強い意志が必要です。フォームも補助筋も頻度も整っているのに、メンタルが弱いと挙がらないことは本当にあります。

私は挑戦セットの前に、必ず呼吸を整え、バーを見つめて「挙がる」と自分に言い聞かせます。1セット1セットに真剣に向き合う。記録更新はいつも、ほんの紙一重のメンタルが背中を押してくれます。

次の一歩

フォームや重量設定を一人で組み立てるのが難しいと感じる方は、無料カウンセリング&無料体験(約60分・無料)で、現状のベンチプレスを見せてください。その場でフォームチェックと改善点のフィードバックをお伝えします。

Re:Glowでベンチプレスを指導する時に伝えていること

お客様を指導する時、私は「重量を追うより、フォームを固める時期を作ろう」とお伝えしています。多くの方は停滞すると重量を上げたくなりますが、その焦りが崩れた挙上を生み、結果的に記録が止まります。

具体的には、まず70〜80%の重量で完璧なフォームを10セット積み重ねてもらいます。その間、私は肩甲骨の寄せ、脚の踏ん張り、バーの軌道を毎レップ細かく見て、ズレを1つずつ修正していきます。土台が整ったうえで、週1の挑戦日に高重量を狙うと、無理なく記録が伸びていきます。

自己流で頑張っているのにベンチプレスだけ伸びない、という方は、一度第三者にフォームを見てもらうことを強くおすすめします。動画を撮るだけでも気づきは多いですし、客観視は停滞を抜ける一番の近道です。

まとめ — 5つを愚直に続けることが一番の近道

ベンチプレスの重量を伸ばす5つの基本は——

  • 頻度を高める(週2〜3回)
  • 正しいフォームで行う
  • 低回数×3〜5セット
  • 肩・三頭筋も鍛える
  • 気合い(挑む瞬間の集中)

どれも派手なテクニックではありませんが、愚直にやり続けている人ほどベンチプレスを伸ばしています。個人差はありますが、この5つのどれか1つでも抜け落ちていると、停滞が長引きやすい傾向があります。

もし「自分の今のフォームや組み方で合っているのか不安」と感じる方がいれば、一度カウンセリングでベンチプレスを見せてください。Re:Glowでは、記録を伸ばしたい方の挑戦に一緒に向き合っています。

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