「70代になってから体力の衰えを実感している」「80代の親にジムを勧めたいが事故になりそうで不安」— Re:Glowでもよくお聞きする相談です。
この記事では、70代以上の本人が安全にジムを活用するための選び方を主軸に解説します。
家族として親に勧める際の考え方も、現場視点のセクションでまとめています。
70代以上の方がパーソナルジムを選ぶとき、60代までとは異なる視点が必要になります。
サルコペニア(筋肉量の低下)・フレイル(虚弱)・転倒リスク・既往症の管理という4つの課題を正面から扱えるジムかどうか、が選び方の軸になります。
【結論】70代以上でもパーソナルジムには通える — ただし「3つの前提条件」を満たしてから
70代・80代の方がパーソナルジムに通うこと自体は、多くのケースで可能です。
ただし、以下の3つを確認してから始めることを強くおすすめします。
前提条件1: 主治医または担当医師の運動許可を取得する後期高齢者の方は、高血圧・糖尿病・心疾患・変形性関節症・骨粗鬆症など、何らかの既往症を持っている場合が多い傾向があります。
運動によって症状が改善する疾患もあれば、特定の運動負荷を避けるべき疾患もあります。
「医師の運動許可書」または「運動制限の確認メモ」をジム側に提示できる状態にしてから入会を検討することをおすすめします。
前提条件2: 完全1on1で指導できるジムを選ぶグループフィットネスや自己管理型のジムでは、70代以上の方に必要な細かいフォーム調整・安全確認・体調モニタリングが難しくなります。
専任トレーナーが毎セッション付き添う「完全1on1形式」のジムを選ぶことが、安全性の観点から特に重要です。
前提条件3: 通い続けられる距離・時間的な無理のない立地を選ぶ70代以上の方にとって、移動の負担は体力の消耗に直結する傾向があります。
徒歩や近距離の公共交通機関でアクセスできるジムを選ぶことが、継続しやすさに大きく影響します。
【原因】70代の体は60代と何が違うのか — サルコペニア・フレイル・転倒リスクを理解する
70代の体づくりを正しく設計するには、60代との違いを理解しておくことが助けになります。
サルコペニア(筋肉量・筋力の低下)
サルコペニアとは、加齢に伴い筋肉量・筋力・身体機能が低下する状態を指します。
日本サルコペニア・フレイル学会(jpasn.net)によれば、サルコペニアは転倒・骨折・要介護のリスクと深く関係しているとされています(個人差があります)。
60代から徐々に始まりますが、70代に入ると進行が加速する傾向があります(個人差があります)。
特に「立ち上がる・階段を使う・歩き続ける」といった日常動作に関わる下肢筋力の低下が、生活の質を下げやすい傾向があります。
パーソナルジムで抵抗運動(レジスタンストレーニング)を継続することは、サルコペニアの進行を遅らせる可能性があるアプローチとして、医学・スポーツ科学の領域で位置づけられています(個人差があります)。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、高齢者における筋力強化運動の重要性が示されています(参照: 厚生労働省 身体活動・運動ガイド2023)。
フレイル(虚弱状態)
フレイルは「健常な状態と要介護状態の中間」に位置する虚弱な状態のことです。
体重減少・疲労感・握力低下・歩行速度の低下・活動量の減少、これら5項目のうち3つ以上が当てはまるとフレイルの傾向があるとされています(個人差があります)。
フレイルは適切な介入によって改善できる可能性があるとされており、筋力トレーニングはその介入手段の一つとして位置づけられています(参照: 厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023)。
転倒リスクとバランス能力
厚生労働省の運動指針(健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023)でも、高齢者の転倒予防における筋力・バランス能力の維持・向上の重要性が示されています。
転倒は後期高齢者にとって、骨折・入院・要介護化につながるリスクがあります。
下肢筋力・コア安定性・バランス能力を総合的に維持することが、転倒リスクの管理において重要とされています(個人差があります)。
【解決策】70代・80代のジム選び5基準 — 安全に通うために確認すること
70代以上の方がジムを選ぶ際に確認すべき5基準を整理します。
基準1: 完全個室・1on1で指導を受けられるか
大型のフィットネスジムやグループトレーニングでは、トレーナーが複数名を同時に指導するため、70代の方に必要な個別対応が難しくなります。
完全個室・専任1on1のパーソナルジムであれば、セッション中ずっとトレーナーが隣にいる状態でトレーニングができます。
フォームの乱れ・疲労のサイン・体調変化にその場で気づいて対応できる点が、安全性の観点から重要です。
基準2: 持病・既往症への対応経験があるか
高血圧・糖尿病・変形性膝関節症・骨粗鬆症・心疾患など、後期高齢者に多い既往症に対する指導経験の有無を、入会前に確認することをおすすめします。
「こういう症状がある場合はこういう対応をする」という具体的な説明ができるジムが、経験の蓄積として安心できます。
基準3: 徒歩・短時間でアクセスできる立地か
電車で乗り換えが多い・長時間の移動が必要なジムは、それだけで体力を消耗します。
70代以上の方にとって、移動自体がトレーニング前の疲労になると、セッションの質や翌日の回復に影響が出やすい傾向があります。
最寄り駅から徒歩数分圏内、または自宅から無理のない距離のジムを選ぶことが、継続しやすさに直結します。
基準4: 事前カウンセリングで体状況の詳細を聞いてくれるか
入会前の初回カウンセリングで、既往症・服薬状況・主治医からの運動制限・現在の体力レベルについて詳しくヒアリングしてくれるジムを選ぶことをおすすめします。
体状況を把握せずにすぐトレーニングに入るジムは、70代以上の方には向かない可能性があります。
基準5: 低強度から始めて徐々に負荷を上げる設計ができるか
体力・筋力の個人差が60代よりも大きいのが70代以上の特徴です。
「まず自重で動作パターンを確認し、問題がなければ軽い抵抗を加える」という段階的な負荷設計ができるジムが、怪我のリスクを抑えながら継続しやすい傾向があります。
「最初から高い強度でトレーニングする」スタイルのジムは、70代以上の方には向かない可能性があります。
Re:Glowの現場視点 — 70代以上のクライアントからよく受ける相談パターン
現場視点1: 「膝が痛くて正座できない」相談と変形性膝関節症のある方への対応
Re:Glowでは、70代以上の方から「膝が痛くて正座ができない」「階段の下りが怖い」という相談をいただくことがあります。
こうした方の多くは、変形性膝関節症(膝の軟骨が摩耗して炎症・痛みが起きる状態)の診断を受けている、または整形外科に通院中というケースが少なくない傾向があります。
変形性膝関節症がある場合でも、主治医の許可の範囲内であれば、適切な種目選択によって症状管理に寄与できる可能性があるとされています(個人差があります)。
Re:Glowでのアプローチとしては、まず「膝に過度な圧迫がかかる深いスクワット・フルレンジの膝曲げ」を避け、膝の可動範囲を最小限に抑えたチェアスクワットや、大臀筋・ハムストリングス中心の股関節主動作で大腿四頭筋の負担を減らす設計から始めることが多いです。
「膝が痛くて運動できない」と思い込んでいた方が、適切な種目選択で「これなら続けられる」という状態に変わることもあります(個人差があります)。
現場視点2: 「腰痛・転倒が不安」相談とコア・バランストレーニングの現場アプローチ
「腰が重い」「最近、少しの段差でよろけることが増えた」という相談も、70代以上の方からよくお聞きします。
腰痛は腰椎周囲の筋力と柔軟性の問題、転倒予防はバランス能力と下肢筋力の問題として整理されることが多いですが、コア(体幹深部筋)の安定性が低下するとこの両方に影響が出やすい傾向があります。
Re:Glowでは、仰向けで行うデッドバグや、四つ這いで手足を対角線に伸ばすバードドッグから始め、腰椎を安定させながらコアを使うパターンを丁寧に習得していただく流れを取ることが多いです。
これらは地面に近い姿勢で行えるため、バランスを失った場合のリスクが低く、70代以上の方でも安全に進めやすい種目です。
数ヶ月継続した方から「以前より腰の重さが軽くなった気がする」「段差を意識せず歩けるようになってきた」という声をいただくことがあります(個人差があります)。
現場視点3: 家族として親にジムを勧めるときの3つのポイント
60代の子世代から「70代の親にジムを勧めたいが、どう切り出せばいいか」というご相談をいただくことがあります。
「ジム」より「体力維持を一緒に考える」という文脈から入る: 「最近、転びそうになることが増えた」「少し歩くだけで疲れやすくなった」という本人が感じている変化に寄り添いながら話すと、受け入れてもらいやすい傾向があります。 体験セッションに一緒に同席する: 初回の体験に子世代も同席することで、親が安心して相談しやすくなります。Re:Glowではご家族の同席を歓迎しています。
主治医への確認を子世代がサポートする: 「先生にジムをやってもいいか確認してもらおうか」と子世代が声かけをすることで、医師への相談のハードルが下がります。診察のタイミングに合わせて、「どのような運動が可能か・制限すべき動作はあるか」を確認してもらうのが理想的です。
三鷹台店・深大寺店 — 完全個室・1on1・徒歩圏内の環境
Re:Glowは、三鷹台店・深大寺店ともに完全個室・専任トレーナー1on1のパーソナルジムです。
70代以上の方にとって、「誰かに見られている」「ペースを崩せない」という集団環境のプレッシャーがなく、自分のペースでセッションを進められることは、精神的な安心感につながります。
持病・既往症がある方の体状況を踏まえたプログラム設計も、1on1であるからこそ細かく対応できます。
- アクセス:京王井の頭線 三鷹台駅 徒歩6分
- 住所:東京都三鷹市井の頭2-11-16 ARKHOUSE井の頭101(B1F)
- アクセス:京王線 調布駅から車で約10分/バスで約15分
- 住所:東京都調布市深大寺東町2-7-2 meedo03号室
よくある質問
Q1. 70代ですが、パーソナルジムに通うのは遅すぎますか?遅すぎることはありません。
筋力・バランス能力は何歳からでも改善する可能性があるとされており(個人差があります)、70代・80代から始める方もいます。
始める前に主治医への確認と、1on1対応できるジム選びを先に済ませることをおすすめします。
Q2. 心臓病や高血圧があっても通えますか?主治医に「どの程度の運動負荷が可能か」を確認した上で、その許可範囲内でのトレーニングが前提になります。
Re:Glowでは、医師から受けた運動制限の内容をカウンセリングでお伺いし、安全な範囲のプログラムを設計します。
不安な場合は入会前に一度カウンセリングだけ受けてみてください。
Q3. 家族と一緒に体験セッションを受けられますか?はい、可能です。
70代以上の方が初めてパーソナルジムを体験される場合、ご家族の同席を歓迎しています。
カウンセリング時に既往症・目標・不安なことについて丁寧にヒアリングしますので、事前にリストアップしてお持ちください。
Q4. どのくらいの頻度で通えばいいですか?70代以上の方の場合、週1回から始めて体への影響を確認しながら頻度を調整するのが安全な傾向があります(個人差があります)。
セッションのない日は、自宅でできる軽いストレッチや短時間のウォーキングをセットにすることで、トレーニング効果の維持に寄与できる可能性があります(個人差があります)。
最適な頻度はトレーナーとの相談で設計することをおすすめします。
まとめ — 70代・80代でパーソナルジムを選ぶときの5基準
70代以上の方がパーソナルジムを安全に活用するためのポイントをまとめます。
- 医師の運動許可を取る: 持病・服薬状況を踏まえた許可を得ることが最初のステップ
- 完全個室・1on1のジムを選ぶ: トレーナーが常時付き添える環境が安全性の基本
- 持病への対応経験を確認する: 入会前に既往症への対応実績を確認
- 通いやすい立地を重視する: 移動の負担が継続しやすさに直結するため、徒歩圏内が理想
- 段階的な負荷設計ができるジムを選ぶ: 体力の個人差に合わせて丁寧に始められる設計が重要
60代からパーソナルジムに通う方が増えている一方、70代・80代でも始められる環境は整っています。
「もう年齢的に遅い」ではなく、「今の体の状態でできることから始める」という視点が、Re:Glowが大切にしているアプローチです。
参考:
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001171393.pdf
- 厚生労働省「身体活動・運動」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
- 日本サルコペニア・フレイル学会 https://jpasn.net/
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