結論 — 痩せ型男性の増量はジム選びとカロリー設計で決まる
「食べているのに太れない」「筋トレしても体が変わらない」という悩みは、パーソナルジムに相談に来る細身男性からよくお聞きします。
結論として、痩せ型男性の増量が進まない最大の原因は食べているつもりで摂取カロリーが足りていないこととトレーニングの刺激が増量に最適化されていないことの2点です。
この2点を同時に解決できるのが、食事サポートとマンツーマン指導を一体で提供するパーソナルジムの強みです。
ただし、ジムに通えばすぐ大きくなれるわけではありません。
月0.5〜1kgを目安とした無理のない増量ペース(個人差があります)と、正しい種目設計が前提になります。
痩せ型男性が「食べても太れない」4つの本当の原因
痩せ型の方から「毎日しっかり食べているのに体重が増えない」というご相談をいただくことは非常に多いです。
しかし実際にカロリーを計算してみると、多くのケースで消費カロリーを下回っていることが分かります。
原因1:摂取カロリーの見積もりが甘い
「ご飯を普通に食べている」という感覚でも、実際のカロリーを記録するとあっさり不足していることがあります。
たとえば基礎代謝が1,500kcalで活動量が普通の場合、消費カロリーは約2,100〜2,300kcalになる傾向があります。
増量には消費カロリーに対してさらに300〜500kcalのプラスが必要なため、1日2,400〜2,800kcalを目安にしないといけません(個人差があります)。
この計算をしていない方が大半です。
原因2:消化吸収の効率が低い
同じカロリーを食べても吸収効率には個人差があります。
腸内環境が整っていない場合、食べた分のエネルギーが十分に吸収されないケースが見られます。
また早食いや咀嚼不足も消化に影響することが知られています。
原因3:無意識のカロリー消費が多い
細身の方は、じっとしていても落ち着かずに動き回る傾向がある方もいます。
非運動性活動熱産生(NEAT:Non-Exercise Activity Thermogenesis)と呼ばれる、日常の細かな動作によるカロリー消費が多いと、同じ食事量でも体重が増えにくくなることがスポーツ科学の研究で示されています。
Re:Glowのカウンセリングでも、「思い当たる」と話される方は一定数います。
原因4:トレーニングが増量に向いていない
増量フェーズにも関わらず、有酸素運動中心のプログラムを続けていると、せっかく食べたカロリーが消費されてしまいます。
増量には、大筋群を動員するコンパウンド種目(後述)を中心とした筋力トレーニングが適しています。
増量に必要なカロリーとPFCバランスの計算方法
増量の成否は、トレーニングより食事設計の精度で決まる部分が大きいです。
正しい計算ができれば、「食べているつもり」から「確実に食べている」状態に変わります。
必要カロリーの計算(目安)
基本的な計算式は以下の通りです(個人差があります)。
1. 基礎代謝(BMR)の算出:体重(kg)× 約25〜28kcal(成人男性の目安)
2. 消費カロリーの算出:BMR × 活動係数(座り仕事中心なら1.4、週3〜4回運動なら1.6程度)
3. 増量カロリーの設定:消費カロリー + 300〜500kcal(リーンバルクの場合)
たとえば体重60kgで週3回トレーニングする方の場合、BMRが約1,500〜1,680kcal(25〜28kcal×60kgの目安)、活動係数1.6を掛けた消費カロリーが約2,400〜2,700kcal前後になる傾向があります。
ここに増量分を加えると、1日の目標摂取カロリーは2,700〜3,200kcal程度が目安になります。
「思ったより多い」と感じる方がほとんどです。
この数字が、「食べているつもり」との差を可視化してくれます。
実際には消費カロリーには大きな個人差があるため、2週間ごとに体重の変化を見ながら調整するのが現実的なアプローチです。
PFCバランスの基本
増量フェーズでのPFCバランスは以下が一般的な目安です(スポーツ栄養学の基本的な考え方に基づく参考値であり、個人差があります)。
| 栄養素 | 目安量 |
|---|---|
| たんぱく質(P) | 体重1kgあたり1.6〜2.0g/日 |
| 脂質(F) | 総カロリーの20〜30% |
| 炭水化物(C) | 残りをカバー(主要なエネルギー源) |
特にたんぱく質は筋合成に直結するため、パーソナルジムでのプロテイン活用法も合わせて確認することをおすすめします。
増量効果を最大化するトレーニング設計 — コンパウンド種目が軸
痩せ型男性の増量においては、「多くの筋群を同時に動員できるコンパウンド種目」をトレーニングの中心に置くことが重要です。
アイソレーション種目(二頭筋カールなど単関節の種目)を優先すると、筋肉全体への刺激が分散して増量効率が落ちやすくなります。
増量に向くコンパウンド種目3選
1. スクワット(下半身・体幹)下半身は全身の筋肉量の大きな割合を占め、スクワットはその大筋群を一度に動員できる種目です。
多関節運動として全身への刺激が大きく、筋力向上に関わるホルモン環境にも良い影響を与えるとされています(スポーツ科学の分野での傾向として)。
スクワットの正しい深さと実施方法も参考にしてください。 2. ベンチプレス(胸・肩・三頭筋)上半身の大筋群である胸筋を中心に、肩や三頭筋も同時に鍛えられます。
増量フェーズでは重量を少しずつ伸ばしていくことで継続的な刺激になります。
3. デッドリフト(背面全体・ハムストリング)脊柱起立筋・広背筋・ハムストリングス・臀部など、背面の大筋群を広くカバーします。
Big 3の段階的な導入方法も合わせて参照することをおすすめします。週の頻度と回数設定の目安
増量フェーズでの基本設計(あくまで目安であり、体力・経験年数によって異なります):
- 週2〜3回のウェイトトレーニング
- 1セット6〜12回を目安に3〜5セット
- 前回より少しでも重量・回数が増えることを目標にする(漸進性過負荷の原則)
- 有酸素運動は週1〜2回・20〜30分程度に抑える
有酸素を過度に行うと、食事で増やしたカロリーが消えやすくなります。
増量期は意識的に有酸素の量を絞ることが重要です。
パーソナルジムに増量目的で通うときの5つの選定ポイント
増量目的でジムを選ぶ際、ダイエット目的と異なるポイントがあります。
どのジムでもバルクアップが等しく得意なわけではないため、以下の5点を事前に確認することをおすすめします。
ポイント1:食事指導がセットになっているか
増量はトレーニングより食事の比重が大きいため、食事管理のサポートが充実しているかは重要な判断材料になります。
パーソナルジムの食事指導の内容を事前に確認し、摂取カロリーの管理や増量向けの食事設計に対応しているかを質問してみてください。ポイント2:フリーウェイトエリアが充実しているか
コンパウンド種目を行うためには、バーベルやダンベルを使えるフリーウェイトエリアが必要です。
マシン中心のジムでは、スクワットやデッドリフトが十分に行えないケースがあります。
設備の確認は体験前に問い合わせておくと安心です。
ポイント3:増量実績のあるトレーナーがいるか
ダイエット専門のジムと、バルクアップや筋力向上の実績があるジムでは、トレーナーの専門性が異なります。
体験カウンセリングで「増量・バルクアップの指導経験」について確認することをおすすめします。
ポイント4:継続しやすい通いやすさか
増量には最低でも3〜6ヶ月以上の継続が必要な傾向があります(個人差があります)。
週2回通えるかどうかは、自宅や職場からの距離と、開始・終了時間の融通性が左右します。
ポイント5:マンツーマンでフォームを見てもらえるか
グループレッスン形式ではコンパウンド種目のフォームを細かく修正してもらいにくいです。
増量目的の場合は、毎回マンツーマンで指導を受けられる環境を選ぶほうが安全かつ効率的です。
Re:Glowの現場視点 — 細身男性の増量でよくある2つの躓き
Re:Glowでは開業以来、増量・バルクアップを目的として来店された細身男性のクライアントとも多く向き合ってきました。
その経験から、増量がうまく進まないケースに共通するパターンが2つあります。
現場視点1:「週5でジムに行っているのに増えない」問題
Re:Glowに増量目的で来店された20代後半・体重55kgの男性のケースで、1年近く週5〜6日の自己流トレーニングを続けていたにもかかわらず体重がほぼ変化していなかった方がいました。
頻度が高すぎると筋肉の回復が追いつかず、むしろ筋肉が分解される方向に傾くことがあります(現場でよく見られる傾向です)。
週2〜3回に頻度を落とし、コンパウンド種目に絞って1回あたりの負荷を集中させる設計に変えたところ、3ヶ月で体重が約3kg増加した傾向が見られました。
Re:Glowでは「週2〜3回のウェイトトレーニング+十分な休養」を基本設計としており、オーバートレーニングを防ぐことを重視しています。
「頑張ること」より「正しく回復させること」を優先するのが、増量成功の近道です。
現場視点2:「食事の記録を1週間でやめてしまう」問題
カロリー管理が増量には不可欠だと頭では理解していても、食事の記録を数日で諦めてしまう方が一定数います。
Re:Glowで実際に試みて続かなかった方に多いのが「全ての栄養素を同時に記録しようとする」パターンです。
完璧な管理を求めるほど継続しにくくなる傾向があります。
現場では、まず「たんぱく質だけを意識的に記録する」ところから始めてもらうケースが多いです。
たんぱく質を体重×1.6〜2.0g摂れている日が増えると、おのずと総カロリーも上がりやすくなります。
また、食事指導の具体的な進め方については別記事でも詳しく解説しています。
三鷹台店・深大寺店のセッション環境
- アクセス:京王井の頭線 三鷹台駅 徒歩6分
- 住所:東京都三鷹市井の頭2-11-16 ARKHOUSE井の頭101(B1F)
- アクセス:京王線 調布駅から車で約10分/バスで約15分
- 住所:東京都調布市深大寺東町2-7-2 meedo03号室
よくある質問(FAQ)
Q1. 痩せ型でも筋肉はつきますか?
「ガリガリだから筋肉がつかないのでは」というご心配はよくお聞きしますが、痩せ型だからといって筋肉がつきにくいわけではありません。
むしろ体脂肪率が低い状態は、筋肉の変化を外見でも確認しやすいという面があります。
必要なのは十分なカロリーと適切なトレーニング刺激です。
3〜6ヶ月継続することで体の変化を実感できる傾向があります(個人差があります)。
Q2. プロテインは必ず飲む必要がありますか?
たんぱく質を食事だけで必要量(体重×1.6〜2.0g)摂れていれば、プロテインは必須ではありません。
ただし食事から十分に摂れない場合の補助として活用するのは有効です。
プロテインの役割と選び方については詳しく解説している記事があります。Q3. 増量中は太るのが怖いのですが…
「筋肉は増えたいけど脂肪は増やしたくない」という声はよくいただきます。
増量期には多少の体脂肪増加を伴うのが一般的ですが、月0.5〜1kgを目安にした「リーンバルク」アプローチ(個人差があります)では、体脂肪の増加を最小限に抑えながら筋肉量を増やすことを目指します。
過度な食べすぎは脂肪を増やすだけになりやすいため、適切なカロリー設定が重要です。
Q4. 増量にかかる期間はどのくらいですか?
月0.5〜1kgのペースを目安にすると(個人差があります)、3ヶ月で1.5〜3kg、半年で3〜6kgの体重増加を目指せる傾向があります。
ただし最初の1〜2ヶ月は体が刺激に慣れていく段階であるため、数字に変化が出にくいことがあります。
継続することが最大の条件です。
まとめ — 痩せ型男性の増量はジムの設計力と食事管理が鍵
痩せ型男性がパーソナルジムで増量・バルクアップを成功させるための要点を整理します。
- カロリー不足の解消 — 消費カロリー+300〜500kcalを目安に摂取量を設計する
- たんぱく質の確保 — 体重1kgあたり1.6〜2.0gを目標にする
- コンパウンド種目中心のプログラム — スクワット・ベンチプレス・デッドリフトを軸に置く
- 週2〜3回のトレーニング+十分な休養 — オーバートレーニングを避ける
- 3〜6ヶ月の継続 — 月0.5〜1kgのペースで焦らず積み上げる
Re:Glowでは、食事サポートとマンツーマン指導を組み合わせて、増量・バルクアップを目指す細身男性のご相談にも対応しています。
まずは無料カウンセリングで現在の状態を確認し、個人に合った設計をご提案できます。
あなたの状況に合わせた次の一歩








