パーソナルトレーニングの効果

巻き肩をパーソナルジムで改善する方法 — デスクワーク族のための肩関節リセット5ステップ

「気づいたら肩が前に出ている」「鏡を見ると肩が丸まって見える」——デスクワーク中心の生活を送る方から、こうした声をよくお聞きします。

その状態は「巻き肩」と呼ばれ、猫背とは似て非なる問題です。

結論から言えば、巻き肩はパーソナルジムで改善が期待できます。

ただし、猫背の改善アプローチとは別のアプローチが必要で、「肩関節の内旋」という特有のメカニズムに特化した働きかけが求められます。

この記事では、巻き肩のセルフチェック、原因、改善5ステップ、Re:Glowの現場知見を整理してお伝えします。

この記事でできること(読者の状況別)
  • 「自分が巻き肩か確認したい」 → 結論セクションのセルフチェック3つを試す
  • 「原因を理解したい」 → 原因セクションを読む
  • 「具体的な改善方法を知りたい」 → 改善5ステップを確認する
  • 「Re:Glowに相談してみたい」 → 無料カウンセリング(約60分・無料)

【結論】巻き肩はパーソナルジムで改善が期待できる — セルフチェック付き

Re:Glow パーソナルジム

巻き肩は骨格の問題ではなく、多くの場合は筋肉のバランスの崩れが原因です。

適切なストレッチと筋力トレーニングを組み合わせることで、改善が見込めます。

なお、本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の診断・治療の代替となるものではありません。

痛みや強い違和感がある場合は、医療機関への受診を優先してください。

猫背と巻き肩の違い(重要)

よく混同されますが、この2つは別の問題です。

項目猫背巻き肩
主な部位背骨(胸椎)の後弯肩関節の内旋・前方変位
見た目背中全体が丸まる肩のみが前に出る
主因筋脊柱起立筋の弱化 + 腹筋の短縮大胸筋・小胸筋の短縮
改善の核心胸椎の伸展モビリティ肩甲骨の後退と外旋筋の強化

猫背は背中「全体」が丸まる問題ですが、巻き肩は「肩関節」が内旋・前方に変位する問題です。

巻き肩だけの場合、背中の丸みは目立たないこともあります。

Re:Glowでは初回の姿勢チェックで両者を区別し、それぞれに対応したプログラムを設計します。

巻き肩のセルフチェック — 自分で確認する3つの方法

「自分が巻き肩かどうか分からない」という場合に、自宅で試せるセルフチェックを3つ紹介します。

いずれも道具不要で確認できます。

チェック1: 壁立ちテスト

壁に背中をつけて立ちます。

かかと・お尻・肩甲骨・後頭部が自然に壁につく場合は問題ありません。

後頭部や肩甲骨が壁から浮く場合、あるいは無理して壁につけると腰が反ってしまう場合は、巻き肩や猫背の傾向が考えられます。

チェック2: 腕の自然下垂テスト

力を抜いて腕を下ろしたとき、手の甲が前を向いている(指が正面を向く)場合、肩が内旋している可能性があります。

理想的な姿勢では、手の甲はやや外側(脚の外側)を向きます。

このテストは立位でも座位でも確認できます。

チェック3: 肩の高さ確認

鏡の前で正面を向いて立ち、肩の位置を確認します。

両肩が耳よりも前に出ている、または左右で高さが非対称な場合は、巻き肩の傾向が考えられます。

特にデスクワーク後に試すと傾向が分かりやすい場合があります。

上記はあくまで目安です。

正確な判断はトレーナーや医療専門職による評価を受けることをおすすめします。

Re:Glowでは無料カウンセリング時に姿勢チェックを実施しており、複数の指標を組み合わせて確認しています。

次の一歩

「自分が巻き肩か分からない」という場合は、Re:Glowの無料カウンセリング&無料体験(約60分・無料)で姿勢チェックを受けてみましょう。

保戸塚 康裕
監修者 Re:Glow代表 保戸塚 康裕

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。大手パーソナルジム勤務を経て独立し、Re:Glow パーソナルジムを設立。延べ3,000件以上のセッション実績を持ち、初心者から競技者まで幅広い層の指導を行う。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言を意図するものではありません。

巻き肩の原因 — デスクワークで起きること

Re:Glow パーソナルジム

巻き肩の主な原因は「腕を前に出す姿勢の継続」と「それを支える筋肉のアンバランス」です。

デスクワーク・スマートフォン操作・車の運転など、現代の生活動作の多くが腕を前方に持っていく動作で構成されています。

大胸筋・小胸筋の短縮

キーボード入力やスマートフォン操作で腕が前方にある時間が長くなると、胸の前にある大胸筋(だいきょうきん)と小胸筋(しょうきょうきん)が収縮した状態で固まっていきます。

これらの筋肉が短縮すると、腕の付け根(上腕骨)が内旋方向に引っ張られ、肩が前に出る状態が定着します。

肩甲骨周辺筋の弱化

巻き肩を引き起こすもう一方の要因は、肩甲骨を背中側に引き寄せる筋肉の弱化です。

菱形筋(りょうけいきん)・僧帽筋中部〜下部が十分に機能しないと、肩甲骨が外側に広がったまま戻らなくなります。

前側が硬く後ろ側が弱い——この不均衡が巻き肩の本質です。

上腕二頭筋・烏口腕筋の張り

見落とされやすい原因として、上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)と烏口腕筋(からすぐちわんきん)の張りがあります。

これらの筋肉は肩の前方に付着しており、硬くなると肩を前方・内旋方向に引っ張る力が働きます。

Re:Glowの現場では、この2筋のリリースを取り入れることで肩の前方変位が緩和されるケースが多く見られます。

胸椎の伸展可動域の低下

長時間のデスクワークで胸椎(きょうつい:背骨の胸部)の伸展(反る動作)の可動域が低下すると、巻き肩と猫背が組み合わさった状態になりやすくなります。

胸椎の柔軟性が低いと、肩甲骨が理想的な位置に戻れなくなります。

パーソナルジムで取り組む改善5ステップと期間の目安

Re:Glow パーソナルジム

Re:Glowが巻き肩改善に取り組む際の基本フローを紹介します。

「ほぐす → 伸ばす → 安定させる → 鍛える → 定着させる」の5段階で進めます。

ステップ1: 大胸筋・小胸筋のリリース(ほぐす)

セッション冒頭にフォームローラーや手技で大胸筋・小胸筋の張りを緩めます。

胸前の筋肉が硬いまま筋トレを行っても、肩が内側に引き込まれた状態で動作することになり効果が出にくい傾向があります。

リリースにより可動域が確保されてから次のステップに進みます。

ステップ2: 胸椎モビリティドリル(伸ばす)

胸椎の伸展・回旋の可動域を引き出す動きを取り入れます。

代表的な種目はソラシックエクステンション(胸椎伸展)です。

フォームローラーを胸椎の下に置き、ゆっくりと上半身を反らせる動きで、硬くなった胸椎周辺を動かします。

この可動域が確保されると、肩甲骨が正しい位置に戻りやすくなります。

ステップ3: 肩甲骨スタビリティ(安定させる)

肩甲骨周辺の深層筋(前鋸筋・下部僧帽筋)を活性化する軽負荷の動きを行います。

ウォールスライドやシールドロウなど、肩甲骨を正しい軌道でコントロールする感覚を掴む種目です。

この段階では「正しいポジションを感じる」ことを優先し、重さよりも動きの質を重視します。

ステップ4: 後部肩甲帯の筋力強化(鍛える)

肩甲骨を後退させ、外旋を引き出す筋力を強化します。

Re:Glowで取り入れることの多い種目は以下のとおりです。

種目主なターゲット筋巻き肩改善への役割
フェイスプル後部三角筋・僧帽筋中部・外旋筋群肩の外旋と肩甲骨後退を同時に強化
リバースフライ菱形筋・僧帽筋中部肩甲骨の寄せる力を強化
バンドエクスターナルローテーション棘下筋・小円筋肩の外旋を担う回旋筋腱板(ローテーターカフ)を強化
シーテッドロウ広背筋・菱形筋肩甲骨の後退動作全体を強化

NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)のガイドラインでも、姿勢改善を目的とするトレーニングではフォームの正確性を負荷量より優先すべきとされており、Re:Glowでも軽負荷・正確なフォームでの反復を原則としています(参考: NSCA Japan — 全米ストレングス&コンディショニング協会日本支部、2026年5月確認)。

また、厚生労働省が公表している「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、座位行動の長時間継続が筋骨格系の不調を招くリスクが指摘されており、定期的な身体活動の重要性が示されています(参考: 厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023、2026年5月確認)。

ステップ5: 日常動作への定着(定着させる)

トレーニングで身につけた肩甲骨のポジションを、日常生活に持ち帰ることが最終目標です。

座り方・モニターの高さ・持ち物の持ち方など、生活動作の見直しアドバイスもセッション内で行います。

Re:Glowではセッション後に自宅用の簡易チェックポイントをお伝えし、次回セッションまでの間も意識を途切れさせないようサポートします。

改善期間の目安と通い方

巻き肩改善にかかる期間は、巻き肩の深さや生活習慣の改善度合いによって個人差があります。

Re:Glowでの指導傾向をもとにした目安は以下のとおりです(対象: 週1〜2回通われたクライアント、個人差があるため保証するものではありません)。

期間変化の傾向
1〜2週間セッション直後に「肩が開いた感覚」を実感する方が多い。ただし翌日には元に戻りやすい段階
1〜2か月大胸筋のリリースと後部肩甲帯の筋力が向上し、意識しなくても肩が前に出にくくなる傾向がある
3〜4か月日常の座り姿勢での肩の位置が安定し、肩こりの軽減を実感するケースが増える(個人差あり)

週1〜2回のペースが現実的な選択肢です。

短期集中より継続が重要で、週1回でも3か月続けたほうが、週3回を1か月で終えるより定着しやすい傾向があります(Re:Glow指導実績より、個人差があります)。

姿勢改善の通い方についてはパーソナルジムは週1回でも効果がある?もあわせてご参照ください。

セッション内だけでなく、日常のセルフケア(1時間ごとの胸前ストレッチ・就寝前の肩甲骨ストレッチ)を併用すると改善スピードが変わります。

Re:Glowでは個人の生活パターンに合わせたセルフケアメニューを提案しています。

次の一歩

「どのステップから始めればいいか知りたい」という場合は、プラン・料金ページで通い方のイメージを確認できます。

Re:Glowの現場視点 — 巻き肩指導で見えてくること

Re:Glow パーソナルジム

Re:Glowで延べ3,000件以上のセッションに向き合ってきた中で、巻き肩のクライアントに関してよく見られる2つの傾向をお伝えします。

現場知見1: 「フェイスプルでの外旋フォーム」が最初の難関

Re:Glowで巻き肩改善を目的としたクライアントに対し、フェイスプルを初めて行う際に共通して見られるのが「肩の外旋(がいせん)をうまく出せない」という状態です。

Re:Glowでの所見(2024年10月〜2026年4月、巻き肩改善を主訴とした新規クライアント約35名を対象に、初回セッション時のフォームをトレーナーが観察・記録)では、肩の外旋動作に明らかな代償(肩のすくみ・首の引き)が見られたケースが8割超を占めました(観察者の主観評価を含む、個人差あり)。

フェイスプルは巻き肩改善に有効な種目ですが、肩の外旋という動作自体が巻き肩の方には不慣れな動きのため、代償として肩をすくめたり首で引いたりしがちです。

Re:Glowでは初回にバンドを使った軽負荷のエクスターナルローテーション(外旋)から入り、「肩甲骨が後退した状態で外旋する感覚」を体得してからフェイスプルに移行する流れを取っています。

この順番を守ることで、フォームが安定しやすくなる傾向があります(個人差あり)。

現場知見2: 「胸のトレーニングで巻き肩が悪化」するケースへの対応

カウンセリングで「ジムでベンチプレスやチェストプレスをやっているけど、むしろ肩がさらに前に出てきた気がする」という相談をいただくことがあります。

大胸筋(胸の筋肉)を鍛えるプッシュ系種目は、もともと肩を前方・内旋方向に働かせる動作です。

そのため、巻き肩の方がプッシュ系種目とプル系種目のバランスを取らずに行うと、前方変位がさらに強まる場合があります(個人差あり)。

Re:Glowでは「プッシュ1に対してプル1以上の割合」を目安に種目選択を行い、胸を鍛えながら巻き肩を悪化させない設計を心がけています。

デスクワーカーの方に多い傾向として、日常動作でプッシュ動作(押す)が多く、プル動作(引く)が不足しているため、バランス調整がとくに重要です。

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巻き肩に関するよくある質問

Re:Glow パーソナルジム

Q. 猫背と巻き肩、どちらを先に改善すべきですか?

同時に進めることが多いですが、どちらが「主訴(主な悩み)」かによって優先度を調整します。

Re:Glowでは初回の姿勢チェックで両方の度合いを評価し、より顕著な問題から着手するプログラムを組みます。

「猫背か巻き肩か分からない」という場合でも、カウンセリング時に整理できますので心配は不要です。

Q. 自分でできるストレッチだけで改善できますか?

ストレッチで大胸筋の張りを緩めることはできますが、肩甲骨を安定させる筋力が伴わないと改善が定着しにくい傾向があります。

「ストレッチをしても翌日また肩が前に出る」という場合は、後部肩甲帯の筋力不足が原因のことが多いです。

ストレッチと筋力トレーニングを組み合わせることで、改善の定着が見込みやすくなります(個人差あり)。

Q. 肩こりと巻き肩は関係がありますか?

深く関係しています。

巻き肩で肩が前方に変位すると、首から肩にかけての僧帽筋上部が過緊張した状態になりやすく、肩こりを引き起こす傾向があります(個人差あり)。

巻き肩の根本原因にアプローチすることで、肩こりが同時に軽減されるケースもあります(個人差あり)。

肩こりへの具体的な対策についてはパーソナルジムで肩こりを根本改善する方法もあわせてご覧ください。

Q. デスクワーク中の姿勢改善だけでは不十分ですか?

意識的な姿勢改善は有効ですが、それだけでは限界がある場合があります。

巻き肩の根本原因が「筋肉のアンバランス」にある以上、どんなに姿勢を意識しても、支える筋力がなければ長続きしません。

デスクワーク中の姿勢意識は「補助的な習慣」として取り入れ、並行して筋力トレーニングで土台を作ることが重要です。

デスクワークと姿勢の関係についてはデスクワークの疲れはパーソナルジムで解消できる?で詳しく解説しています。

まとめ — 巻き肩改善の第一歩

Re:Glow パーソナルジム

巻き肩は肩関節の内旋・前方変位という特有のメカニズムで起きる姿勢の問題で、猫背とは別のアプローチが必要です。

この記事のポイントを整理します。

  • 猫背との違い: 巻き肩は背中全体ではなく「肩関節の内旋」が主問題
  • 主な原因: 大胸筋・小胸筋の短縮、後部肩甲帯の筋力不足
  • 改善の流れ: リリース → 胸椎モビリティ → 肩甲骨スタビリティ → 筋力強化 → 定着
  • 期間の目安: 週1〜2回のペースで2〜4か月程度(個人差あり)
  • 注意点: プッシュ系種目のみでは巻き肩が悪化する場合がある

巻き肩を放置していると、肩こりや首の疲れが慢性化しやすくなる傾向があります。

また、デスクワーク中の姿勢習慣は継続するほど定着が深まるため、「そのうち直そう」と後回しにするほど改善に時間がかかる傾向があります(個人差あり)。

「自分が巻き肩かどうか確認したい」「改善に取り組みたいが何から始めればいいか分からない」という場合は、Re:Glowの無料カウンセリングで姿勢チェックを受けてみましょう。

Re:Glow 無料カウンセリング&無料体験の概要
  • 所要時間: 約60分(姿勢チェック + 体験トレーニング含む)
  • 費用: 完全無料
  • 持ち物: タオル・水のみ(手ぶら参加可)
  • 対象: 運動経験不問、デスクワーク中心の方も歓迎
  • 勧誘: 無理な入会勧誘は行っておらず、カウンセリングのみで終了することも可能

まず姿勢チェックで現状を確認し、「自分に必要なアプローチ」を把握することが改善の第一歩です。

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