パーソナルジムの選び方

トレーニングギアは本当にいらない?リスト・ベルト・グローブが必要な人と不要な人の判断基準

「トレーニングギアって本当に必要なの?」「いきなりベルトを買うべきか迷う」

こうしたご質問を、Re:Glowでも筋トレを始めたばかりの会員様からよくいただきます。

結論を先にお伝えします。

初心者の最初の3ヶ月はトレーニングギアはほぼ不要、扱う重量や種目が増えてきた段階で必要なものを順に取り入れるのが現実的です。

「全員が持つべき」ギアは存在せず、目的・重量・種目によって必要性が変わるためです。

時短判断フロー(1分で結論):

  • BIG3 100kg未満/トレ歴1年未満:全ギア購入待ちでフォーム習得を優先
  • ベンチプレス60kg以上、手首に違和感:リストラップから
  • スクワット体重×1倍超 or 過去に腰痛経験:パワーベルトを追加
  • デッドリフト体重×1.5倍超 or 背中種目週2回以上:ストラップを追加
  • マメ・滑りが気になる:グローブ or チョークを検討

この記事では、トレーニングギアの種類別の役割と、必要・不要の判断軸を、Re:Glowで延べ3,000件以上のセッションで初心者から競技者まで指導してきた現場視点でお伝えします。

保戸塚 康裕
監修者 Re:Glow代表 保戸塚 康裕

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。大手パーソナルジム勤務を経て独立し、Re:Glow パーソナルジムを設立。延べ3,000件以上のセッション実績を通じて、初心者から競技志向の方まで、ギア導入のタイミングと選び方に向き合ってきた。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、ギアの選び方やサイズは個人差があります。試着・体験での確認をおすすめします。

トレーニングギアは「重量と種目」で必要性が変わる

Re:Glow パーソナルジム カウンセリング風景

トレーニングギアが必要かどうかは、「今、何kgで何の種目をやっているか」で判断するのが現実的です。

全員にとって必須なギアは存在せず、目的別に取り入れるかどうかが分かれます。

具体的な目安は以下の通りです。

トレーニング段階必要なギア不要なギア
初心者(〜3ヶ月)基本的に不要すべて
初中級(〜1年)リストラップ・グローブ(任意)ベルト・ストラップ
中級(1〜3年)リストラップ・ベルト・ストラップ競技用ニーラップ
上級・競技志向フルセット

「とりあえず買い揃える」は遠回りになりやすい

トレーニング初心者ほど、SNSやYouTubeで「ジムに通うならまずベルトと手袋」と勧められて買い揃えがちです。

しかし最初の3ヶ月は、自体重〜軽い重量でフォームを覚える段階であり、ギアが本来の効果を発揮する強度には届かないことがほとんどです。

また、握力を補助するストラップに早期から頼ると、前腕や握力が伸びにくくなる場合もあると言われています。

個人差はありますが、「必要になってから1つずつ」が、コストとフォーム両面で合理的な選択肢です。

次の一歩

「自分の段階に合うギアを一緒に選びたい」という方は、無料カウンセリング&無料体験(約60分・無料)でフォームとあわせてご相談ください。

主要トレーニングギアの役割と必要なタイミング

Re:Glow パーソナルジム トレーニング指導

代表的なトレーニングギア5種類について、役割と導入の目安を整理しました。

1. リストラップ(手首固定)

ベンチプレス・ショルダープレス・ダンベルプレスなどで手首を固定するギアです。

手首の関節を守りつつ、力をバーへ効率的に伝えるサポート役を果たします。

必要なタイミング不要なタイミング
ベンチプレス60kg以上フリーウェイト未経験
手首に違和感が出始めたマシン中心のメニュー
競技志向のトレーニング種目バランスが幅広いライト層

価格目安は2,000〜5,000円。

最初に買うギアとしては優先度が高いものの、初心者の段階ではまだ不要です。

2. パワーベルト(腰椎保護)

スクワット・デッドリフトなど高重量で腰椎を保護するためのギアです。

腹圧を高めて腰椎周りを安定させ、重量挙上時の腰への負担を軽減します。

必要なタイミング不要なタイミング
スクワット体重×1倍以上自体重〜30%程度のスクワット
デッドリフト体重×1.3倍以上軽重量のフォーム習熟期
過去に腰を痛めた経験ありマシン主体・ヒンジ系少なめ

価格目安は5,000〜15,000円(本革・ナイロン素材)。

腹圧の作り方を体で覚える前にベルトを使うと、本来の体幹が鍛えにくくなる傾向があるため、ある程度フォーム習得後の導入が望ましいです。

3. ストラップ/パワーグリップ(握力補助)

デッドリフト・懸垂・ローイングなどで、握力が先に限界を迎えるのを補助するギアです。

背中の筋肉を追い込む前に手が離れてしまう問題を解消します。

必要なタイミング不要なタイミング
デッドリフト体重×1.5倍以上軽重量のデッドリフト
懸垂10回以上できる懸垂はまだ補助つきの段階
背中種目の頻度が週2以上背中の頻度が低い

価格目安は1,500〜5,000円。

握力を意図的に鍛えたい時期はあえて使わない選択もあります。

4. グローブ(マメ防止・滑り止め)

主にバーベル・ダンベルを握る際のマメ防止と滑り止め目的です。

手のひらが痛い・マメが破れて困るという方には有効です。

必要なタイミング不要なタイミング
マメが破れて支障が出ている手のひらに違和感なし
滑りが気になる種目が多いチョーク使用が可能なジム
手のひらの痛みでフォーム崩れリストラップで代用したい

価格目安は1,500〜4,000円。

チョーク(炭酸マグネシウム)が使えるジムであれば、グローブよりチョークの方が滑り止め効果が高い傾向があります。

5. 膝サポーター・ニースリーブ(関節サポート)

スクワット・ランジ・脚種目全般で膝関節を温め、サポートするギアです。

コンプレッションタイプ(ニースリーブ)と、競技用のニーラップに分かれます。

必要なタイミング不要なタイミング
スクワット重量が伸び始めた自体重スクワットの段階
膝の冷えや違和感が出やすい膝に不安がない
競技志向で記録を狙うレクリエーション目的

価格目安は3,000〜10,000円。

膝に痛みがある場合はギアより整形外科受診を優先しましょう。

次の一歩

ギア導入のタイミングや選び方で迷う方は、無料カウンセリング&無料体験でフォームを見ながら最適なステップを一緒に組み立てていきましょう。

Re:Glowの現場視点 — ギア導入の順番と落とし穴

Re:Glow パーソナルジム 設備見学

Re:Glowで会員様にギア導入の相談をいただいた際の、現場ならではの視点をお伝えします(以下は当ジム会員様の観察に基づく傾向で、SNS情報や一般的なトレーニング書籍の前提とは異なる場合があります)。

現場視点1:おすすめの導入順序は「リストラップ → ベルト → ストラップ」

最初の数ヶ月でフォームを固めた後、次にギアを取り入れる順序として、Re:Glowでは概ね以下を提案しています。

  • リストラップ: ベンチプレス60kg前後で導入(手首の違和感対策)
  • パワーベルト: スクワット体重×1倍を超えるあたりで導入
  • ストラップ/パワーグリップ: デッドリフト体重×1.5倍を超えるあたりで導入
  • グローブ/ニースリーブ: 必要性を感じたら、その都度

この順序を提案する理由は、関節保護の優先度と、ギアが本来の役割を発揮する重量レンジに合わせているためです。

記載した重量目安は一般的な傾向で、体格・経験・既往歴によって個人差が大きい点はご了承ください。

重量がまだ軽いうちにベルトやストラップを使い始めると、本来鍛えるべき体幹や握力が伸びにくくなる場合があります。

現場視点2:ギアに頼りすぎてフォームが崩れた事例(男性会員)

以前、SNSで「ベルトとリストラップは絶対」と勉強された会員様が、入会前から3点セットを購入してこられたことがありました。

すべての種目で常時着用される状態が続き、3ヶ月ほどで「ベルトを外した日に腰が抜けるような感覚がする」と相談を受けました。

セッションで原因を整理した結果、本来体幹を使うべき場面で「ベルトに任せる」癖が定着していた可能性が見えてきました。

そこから2ヶ月かけて、軽重量×ベルトなしでブレーシング(腹圧)を再学習する練習に切り替えました。

最終的には重量も以前を超えて伸び、「ベルトに頼らない強い体幹」が土台になっていきました。

現場視点3:女性会員の「グローブ&リストラップ早期導入」相談

別のケースでは、運動経験ゼロから始めた女性会員様が、手のひらが痛むのが心配で初回からグローブとリストラップを購入されました。

最初の2ヶ月はマシン中心で重量も軽く、グローブ・リストラップともに「使わなくても痛くないですよ」とフォロー。

3ヶ月目にダンベルプレスで肩に違和感が出てきたタイミングで、リストラップだけ導入していきました。

グローブは「マメができてから判断していきましょう」と保留にし、現在も使わずに続けられています。

この2つのケースから、Re:Glowでは「ギアは強くなるための補助、毎セット必須ではない」「導入は重量と症状を見て1つずつ」と説明するようにしています。

三鷹台店・深大寺店のセッション環境

両店舗とも、共通のリストラップ・ベルト等を必要に応じて貸出可能です。

「いきなり購入する前に試してみたい」という方は、セッションで実際に使い心地を確認できます。

よくあるご質問

Re:Glow パーソナルジム カウンセリング指導

トレーニングギアについて、Re:Glowでよくいただくご質問にお答えします。

Q1. ベルトは絶対あった方がいいですか

スクワットやデッドリフトで体重×1倍を超える重量を扱う段階になれば、腰椎保護目的で導入する価値があります。

ただし「ベルトを買ったから安全」ではなく、ベルトを使った腹圧の作り方を学んで初めて効果が出ます。

初期は無しで腹圧をかける練習をしてから導入するのがおすすめです。

Q2. グローブは見栄え悪いと聞きましたが本当ですか

「ストイックな筋トレ層はグローブを使わない」という風潮はありますが、フォーム崩れや手の痛みに支障が出るなら使うメリットの方が大きい傾向です。

他人の目より、自分が続けやすい・フォームが安定する選択を優先しましょう。

Q3. 安いギアと高いギアで効果は変わりますか

価格差は主に素材・耐久性・サイズ調整精度に出ます。

初心者の最初の1〜2年は中価格帯(リストラップ3,000円台、ベルト1万円前後)で十分な性能が得られます。

本格的に競技志向になってきたら、IPF(国際パワーリフティング連盟)公認モデルなどへの買い替えを検討するのが現実的です。

Q4. パーソナルジムでもギアは持参が必要ですか

完全個室パーソナルでは、トレーナーがフォームと重量を直接管理するため、ギアの必須度合いは一般ジムより下がる傾向があります。

Re:Glowでも、必要に応じてセッション時に共通ギアを貸出するため、初心者の段階で慌てて買い揃える必要はありません。

無料カウンセリング&無料体験では実際にギアを試したうえで購入判断ができるため、フォーム確認とあわせてご相談ください。

詳しくはパーソナルジムの体験当日ガイド|服装・持ち物・流れと確認すべき5つのポイントもご参考ください。

まとめ:ギアは「必要になったタイミング」で1つずつ

トレーニングギアは、全員が最初から買い揃える必要はありません。

扱う重量とフォーム習熟度に合わせて、必要なものを1つずつ導入するのが、コスト面・上達面ともに合理的です。

ポイントを整理すると以下の通りです。

  • 初心者(〜3ヶ月):ギアは基本不要、フォーム習得に集中
  • 初中級(〜1年):リストラップ・グローブを必要に応じて
  • 中級(1〜3年):ベルト・ストラップを順次導入
  • 上級・競技志向:フルセットを目的別に使い分け

ギアは強くなるための補助であって、ギアに頼ることが目的にならないように設計するのが大切です。

自分の段階に合うギアの順序を相談したい方は、Re:Glowの無料カウンセリング&無料体験でフォームを見ながら一緒に組み立てていきましょう。

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