ダイエット・脂肪燃焼

腹筋を鍛えるだけでは、お腹は凹みません — 10年見てきた代表が教える、本当に引き締める4つの優先順位

「毎日腹筋100回やっているのに、お腹が凹まない」「腹筋を割りたいけど、いくら鍛えても割れない」。Re:Glowのカウンセリングで、本当によく聞くお悩みです。

正直に言うと、私自身も筋トレを始めた頃は同じ道を通りました。当時は「腹筋さえ鍛えれば腹は割れる」と信じて、毎日のようにクランチを繰り返していました。でも、どれだけやっても薄いお腹は手に入りませんでした。

10年以上続けてきた今、はっきり言えることがあります。腹筋を鍛えるだけでは、お腹は凹みません。でも逆に、正しい順番で取り組めば、お腹は必ず変わります。今回は、お腹を引き締めたい方が本当にやるべき「4つの優先順位」を、誤解も含めて正直にお話しします。

お腹を凹ませたいなら、まず知っておきたい「4つの優先順位」

結論を先にお伝えします。お腹を凹ませるために必要なのは、以下の4つをこの順番で取り組むことです。

  • カロリー赤字を作る(食事の調整)
  • 全身の大きな筋肉を鍛える(基礎代謝を上げる)
  • 腹筋のトレーニングをする(仕上げ)
  • 姿勢を整える(見た目の印象を変える)

重要なのは順番です。多くの方が3番目の腹筋トレから始めてしまい、最重要の1番・2番を飛ばしてしまう。これが「いくらやっても凹まない」の正体です。

腹筋は、家で言えば「内装」に近い存在です。どんなに内装を磨いても、その上に乗っている脂肪という「外壁」を先に剥がさないと、せっかくの内装は見えてきません。ここからは、各優先順位を順番に掘り下げていきます。途中で「腹筋だけじゃ凹まない」物理的な理由も挟みながら進めていきます。

保戸塚 康裕
執筆 Re:Glow代表 保戸塚 康裕

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。大手パーソナルジム勤務を経て独立し、Re:Glow パーソナルジムを設立。延べ3,000件以上のセッション実績を持ち、初心者から競技者まで幅広い層の指導を行う。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言を意図するものではありません。

「腹筋を鍛えれば部分痩せする」は、残念ながら起きません

ここで大事な事実を共有させてください。

脂肪は、全身で均等に減っていくものです。体の特定部位だけを鍛えても、その部位の脂肪だけが優先的に燃える、ということは基本的に起きません。運動科学では「部分痩せ(スポット減量)」の否定として知られています。

どういうことか、もう少し具体的に話します。腹筋運動をすると、腹筋という筋肉は確かに使われ、消費カロリーは発生します。でも、その際に使われる脂肪は「全身の脂肪ストック」から取り出されるもので、お腹の皮下脂肪が優先的に燃える仕組みにはなっていません。

たとえ腹筋を100回やったとしても、消費カロリーはせいぜい30〜50kcal程度です。脂肪1kgを減らすには約7,200kcalの赤字が必要ですから、腹筋100回を毎日続けても脂肪1kgを落とすのに半年かかる計算になります。

つまり、腹筋を鍛える行為は「腹筋の筋肉を育てる」効果はあっても、「お腹の脂肪を直接燃やす」効果はほぼないというのが、残念ながら体の仕組みです。お腹を凹ませたいなら、別のアプローチが必要になります。

優先順位1位:カロリー赤字×全身の大きな筋肉を動かす

「じゃあどうするのか」の本題です。お腹の脂肪を減らしたいなら、全身の脂肪を減らすしかない。そしてそのために最も効率的なのは、以下の2つの組み合わせです。

1つ目は、食事でカロリー赤字を作ることです。1日の消費カロリーより300〜500kcal少ない食事に調整すると、週0.5〜1kg程度の健康的なペースで脂肪が減っていきます。成人女性なら1日1,300〜1,500kcal、男性なら1,700〜1,900kcal前後が目安です。食事設計のコツはパーソナルジムの食事指導は厳しい?3タイプの違いとストレスなく続ける選び方もご覧ください。 2つ目は、全身の大きな筋肉を鍛えることです。スクワット・デッドリフト・ベンチプレス・ラットプルダウン。これら「BIG種目」と呼ばれるものを中心にトレーニングすると、消費カロリーが大きく、基礎代謝も上がります。腹筋のような小さな筋肉より、太もも・背中・胸といった大きな筋肉を動かす方が、脂肪燃焼の効率が何倍も違います。

この2つの組み合わせを2〜3ヶ月続けると、全身の脂肪が減り始め、結果としてお腹の脂肪も薄くなっていくのが体の仕組みです。お腹だけを狙うのではなく、全身で土俵を作るイメージです。

次の一歩

「自分の消費カロリーが分からない」「スクワットやデッドリフトをやったことがない」という方は、無料カウンセリング&無料体験(約60分・無料)で体組成と動きのチェックからご一緒させてください。正しい土台作りから、順番にサポートします。

優先順位2位:腹筋トレと姿勢改善で「仕上げ」をする

全身の脂肪が減ってきたら、ここで初めて腹筋トレの本当の出番です。

脂肪が薄くなった状態で腹筋を鍛えると、「割れた腹筋」「引き締まったお腹」の見た目が浮き出てきます。これは腹筋の厚みが増したことで、皮膚の下の凹凸が鮮明になる仕組みです。逆に、脂肪が薄くなっていない段階で腹筋だけ鍛えても、腹筋は厚くなっても表面には見えてきません

おすすめの腹筋種目はシンプルで、以下の3つで十分です。

  • プランク(30〜60秒×3セット):お腹全体の引き締めに効く
  • クランチ(15〜20回×3セット):腹直筋の仕上げ
  • レッグレイズ(10〜15回×3セット):下腹部の引き締め

もう一つ大事なのが姿勢の改善です。反り腰・猫背の方は、骨格の傾きだけでお腹が前に出て見える傾向があります。反り腰の詳しい整え方は反り腰はパーソナルジムで改善できる?原因別トレーニングとNG動作でも扱っています。姿勢を整えるだけで、同じ体脂肪率でも見た目のお腹が1〜2cm変わることがあります。脂肪を落として、腹筋を育てて、姿勢を整える。この3段ロケットで、お腹は必ず変わります。体幹の整え方についてはパーソナルジムで体幹トレーニングをする効果とは?もあわせてご覧ください。

まとめ — 腹筋100回より、順番を守る方が何倍も早い

「腹筋を鍛えるだけでは、お腹は凹まない」。10年の現場で確信を持って言える事実です。

でも逆に言えば、正しい順番で取り組めば、お腹は必ず変わります。優先順位1位はカロリー赤字と全身の大きな筋肉を動かすこと。2位は腹筋トレと姿勢改善。この順番を守るだけで、何年も「腹筋100回信者」だった方が、数ヶ月で景色を変えていくのを、現場で何度も見てきました。

焦らず順番を守る。地味ですが、これが腹筋100回より何倍も早くお腹を凹ませる近道だと、私は確信しています。

関連記事

日常に、整える時間を。
Re:Glowで始めませんか。

まずは無料体験から、あなたのペースで。

当日予約OK|9:00〜23:00営業