初心者・運動習慣づくり

男性トレーナーに生理のことを伝えるべき? — 女性会員様の悩みに10年現場が答える

「男性トレーナーに生理のことを話すのは気が引ける」「でもPMSや生理痛がきつい日にいつも通り追い込むのはきつい」「相談したいけど切り出し方が分からない」。女性会員様から本当によくいただくご相談です。

10年現場で見てきた立場でお伝えすると、生理のことはトレーナーにちゃんと伝えていただいたほうがいい、というのが正直な結論です。プロのトレーナーは女性の体に関する基礎知識を学んでいて、生理のお話は『恥ずかしい情報』ではなく『コンディション情報』として受け止めています。

ただ、伝える側の心理的ハードルがあるのは事実です。「男性に話すのは…」と躊躇する気持ちはとても自然なものです。実際にRe:Glowでも初回カウンセリングでは話せず、3〜4回目のセッションでようやく打ち明けてくださる方がいらっしゃいます。

私自身も20代の頃は「男性として聞いていいのか」と迷う場面がありました。今は逆に「お話しいただかないとセッションの質が下がる」と感じることのほうが多くなっています。

今回は男性トレーナーに生理を伝えるべき理由、生理周期別のトレーニング調整、伝え方の工夫、トレーナー側の受け止め方を、現場目線で整理します。

なぜ男性トレーナーに生理を伝えたほうが良いのか

3つの実用的な理由があります。

理由1: トレーニング内容の最適化

女性のホルモン周期は約28日サイクルで大きく変動し、パフォーマンスやコンディションに影響します。

  • 月経期(1〜7日目): 体力低下・倦怠感、軽めメニューが◎
  • 卵胞期(7〜14日目): パフォーマンス最高潮、高負荷OK
  • 排卵期(14日目前後): 関節がやや緩む、フォーム注意
  • 黄体期(14〜28日目): PMS・浮腫み、徐々に強度ダウン

「今日は体調がいまいち」だけ伝えるより、「生理3日目で疲労感が強い」と伝えるほうが、トレーナーは適切なメニュー調整ができます。詳しい年代別の体力作りは40代女性の体力をつけるもご参照ください。

理由2: ケガリスクの低減

排卵期前後はエストロゲンの作用で関節がやや緩み、ケガリスクが上がります。

  • 膝・足首の捻挫リスク上昇
  • 重量物を扱うフォーム維持の難易度上昇
  • 集中力の変動も大きい

この情報を共有しておくと、「今日は重量を5%下げよう」「自由度の高い種目を選ぼう」といった判断が現場でできます。

理由3: 中止・延期判断の妥当性

生理痛がきつい・PMS症状が強い日にセッションを行うかどうかの判断も、

  • 軽くなら来てストレッチ中心
  • きつい日は無理せず振替
  • 我慢して来て途中で不調になるリスク回避

これらが「相談ベース」で決められます。「今日キャンセルしたい」と言いづらい雰囲気を作らないことが、長く続ける鍵です。

保戸塚 康裕
執筆 Re:Glow代表 保戸塚 康裕

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。大手パーソナルジム勤務を経て独立し、Re:Glow パーソナルジムを設立。延べ3,000件以上のセッション実績を持ち、初心者から競技者まで幅広い層の指導を行う。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言を意図するものではありません。

伝え方の工夫: 言い出しやすい3つのパターン

「いざ伝える」となるとハードルが高い、という方への現場で実践している3つの言い方です。

パターン1: 「コンディションが…」と婉曲に

直接的でない表現でも十分伝わります。

  • 「今日はコンディションがあまり良くなくて」
  • 「PMSが重い日なので軽めにできますか」
  • 「生理2日目で動きにくいです」

「生理」という言葉を出すのが難しければ、「コンディション」「PMS」だけでもトレーナーは察します。

パターン2: アプリ・カレンダーで管理して共有

予約のメッセージや予約画面で事前に伝える方法もあります。

  • 「次回は生理周期で軽めをお願いします」
  • 「○月○日は不調予想なので軽めで」
  • 当日その場で言わなくていい

口頭で言うのが苦手な方には、文字でのコミュニケーションが向きます。

パターン3: 初回カウンセリングで「枠組み」として伝える

「今後の前提情報」として、初回や2回目のセッションで、

  • 「私は生理が重いタイプで、毎月3〜4日はコンディションが落ちます」
  • 「PMS時期があるので、その時は強度を相談したいです」
  • 「一度伝えておくので、毎回言わなくても察してほしい」

これを最初に共有すれば、毎回詳細を伝える必要がなくなります。長く通う方ほどこのパターンに移行されます。

伝えるのが「相手のため」でもある

最後に大事なポイントは、生理のことを伝えるのはご自身のためだけでなく、トレーナーが適切なセッションを提供するための情報でもあるということです。「言われないと分からない」と感じている男性トレーナーは多いです。

トレーナー側の受け止め方(率直な話)

10年現場で女性会員様と接してきた立場として、率直にお話しします。

「特別な情報」ではなく「コンディション情報」として受け止めている

プロのパーソナルトレーナーにとって、生理は、

  • 体重・体脂肪率と同じレベルの「身体情報」
  • パフォーマンスに影響する「コンディション情報」
  • セッション組み立てに必要な「データ」

「恥ずかしい話」「触れにくい話題」とは思っていません。むしろ伝えていただかないと、その日の不調の原因が分からず、的外れなメニューを組んでしまうリスクがあります。

「察してほしい」は難しい

正直に申し上げると、男性トレーナーは女性の身体について「これは生理かな?」「これはPMSかな?」と100%察することができません。

  • 寝不足・仕事疲れ・天気変化と区別がつかない
  • 月の何日目かは分からない
  • 程度の個人差が大きい

なので「察してほしい」は難しく、お言葉として共有いただけたほうが確実です。

「他の女性会員もみんな伝えている」と思って大丈夫

Re:Glowの女性会員様の8割以上は、何らかの形で生理周期のことを共有してくださっています。これは特別なことではなく、長く続けている方のスタンダードです。

「自分だけ言うのは恥ずかしい」と感じる必要はありません。シニア層の運動習慣については50代以降のトレーニングスタートもご参照ください。

次の一歩

「女性が安心して通えるパーソナルジムか確かめたい」という方は、無料カウンセリング&無料体験(約60分・無料)で雰囲気と対応を実際に体験できます。

現場視点: 女性会員様が長く続く秘訣

10年現場で見てきて、女性会員様で長く続いている方には共通点があります。

共通点1: コンディションをオープンに共有
  • 生理周期
  • 体調・気分の変化
  • 仕事のストレス状態
  • 睡眠の質

これらをセッション開始時にサクッと共有してくれる方ほど、結果が安定して出ます。

共通点2: 「今日はきつい」を言える関係性

「キャンセルしづらい」「軽くしてもらいづらい」と感じる関係性は長続きしません。逆に「今日はストレッチだけにします」と言える関係性のほうが、3年・5年と続きます。

「行く気がしない日でも通うべき理由」はジムに行く気がしない日でも通うべき理由で詳しく整理しました。

共通点3: トレーナーとの相性が合っている

男性トレーナーが合うか女性トレーナーが合うかは、本当に個人差です。

  • 「男性のほうが客観的でいい」という方
  • 「女性のほうが話しやすい」という方
  • 「実力で選ぶから性別は気にしない」という方

体験セッションで「この人なら話せる」と感じるかが、長く続けるための一番大事な要素です。

Re:Glowでの女性会員サポート
  • 初回カウンセリングで生理周期・PMSの有無をヒアリング(任意)
  • 男性トレーナー・女性トレーナー両方の在籍
  • 当日キャンセル・軽量化を遠慮なく相談できる雰囲気
  • 月経期の振替を柔軟に対応

このスタンスで、長く続く女性会員様の比率が高くなっています。生活全体を見直す視点はトレーニングが日常を変えるもご参照ください。

まとめ

男性トレーナーに生理のことを伝えるかは、ご自身の心理的ハードルとの兼ね合いです。ただし伝えることでセッションの質は確実に上がるので、「恥ずかしさ」より「長く快適に続けるためのコンディション情報」として共有するのがおすすめです。

伝え方は「コンディションが…」と婉曲に、メッセージで事前に、初回に枠組みとして、と複数のパターンがあります。自分に合った形を選んでみてください。

プロのトレーナーは女性会員様の生理を「特別な話題」とは捉えず、コンディションの一部として受け止めています。「他の方も伝えているスタンダードな情報」と思って、自分にとってベストなセッションを引き出してください。

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