パーソナルトレーニングの効果

更年期の運動にパーソナルジムが向いている理由|体の変化に合わせたトレーニング

更年期の運動、何から始めれば?パーソナルジムが向いている理由

更年期を迎えた40〜50代の女性から、「以前より体重が落ちにくくなった」「疲れやすくて運動を続けられない」「関節が痛くて、どんな運動が安全かわからない」といった相談をよく受けます。

結論から言うと、更年期の運動にパーソナルジムが向いている最大の理由は、体の変化に合わせたプログラムを個別に設計できることです。 「とりあえず歩く」「YouTubeの筋トレを試してみる」という自己流のアプローチでは、更年期特有の体の変化に対応しきれないケースが少なくありません。

この記事では、更年期に起こりやすい体の変化と運動の関係、パーソナルジムを活用するメリット、具体的なトレーニング内容、そしてRe:Glowの現場で見えてきた独自の知見をお伝えします。

ただし、更年期の症状や状態は個人差が非常に大きく、この記事の内容がすべての方に当てはまるわけではありません。体調や持病がある場合は、必ず医療機関を受診してから運動を始めてください。

この記事でわかること

- 更年期の体の変化と運動の関係(筋力・代謝・関節)

- 更年期の運動にパーソナルジムが向いている3つの理由

- 更年期世代におすすめの筋トレ・体幹・ストレッチメニュー

- Re:Glowの現場で見えてきた2つの独自知見


保戸塚 康裕
監修者 Re:Glow代表 保戸塚 康裕

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。大手パーソナルジム勤務を経て独立し、Re:Glow パーソナルジムを設立。延べ3,000件以上のセッション実績を持ち、初心者から競技者まで幅広い層の指導を行う。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言を意図するものではありません。


更年期に起こりやすい体の変化と運動の関係

Re:Glow パーソナルジム トレーニング指導風景

更年期に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下することで、体のさまざまな部位に変化が生じる傾向があります。ただし、症状の出方や程度には個人差が大きく、ほとんど変化を感じない方もいれば、日常生活に影響が出るほど症状が強い方もいます。

更年期と運動の関係については、公益社団法人 日本産科婦人科学会「更年期障害」厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト:更年期」が一般向けに情報を公開しており、運動・生活習慣の改善が更年期症状の管理に寄与する可能性が示されています。この記事では、それらの知見をパーソナルトレーナーの現場視点で補足します。

ホルモン変化が体に与える影響(傾向として)

筋力・筋量の低下傾向

エストロゲンは筋肉の維持にも関与していると考えられており、閉経前後から筋力・筋量が落ちやすくなる傾向があります。同じ活動量でも体重が増えやすくなったと感じる方が多い理由のひとつです。

基礎代謝の低下と体重増加対策の必要性

筋量の低下に伴い、基礎代謝(安静時に消費されるカロリー量)も下がりやすくなる傾向があります。厚生労働省「健康日本21:更年期障害」でも示されているように、加齢に伴う筋量の低下(サルコペニア)は代謝低下と体重増加の主要因のひとつとされており、更年期世代の体重増加対策として筋力維持が推奨されています。

関節への負担増加の傾向

エストロゲンには関節軟骨を保護する働きもあるとされており、その低下で関節の痛みや違和感が出やすくなる方も一定数います。特に膝・腰・股関節の不調を訴えるケースが現場では多く見られます。

疲れやすさ・回復力の低下

ホルモンバランスの乱れは自律神経にも影響し、疲れやすさや睡眠の質の低下を感じる方が増える傾向があります。

更年期障害の運動療法——公的機関の見解

更年期障害への対応として運動療法(エクササイズ)が有効とされており、公益社団法人 日本産科婦人科学会「更年期障害」でも、ホルモン療法と並行した生活習慣改善(運動・食事)の重要性が言及されています。ただし、「運動すれば更年期症状が治る」ということはなく、運動はあくまで生活習慣の一環として位置づけることが重要です。症状が強い場合は医療機関への受診が優先されます。

要点: 更年期の体には筋力低下・代謝低下・関節負担増加の傾向があり、運動療法が補完になる可能性がある。ただし効果には個人差があり、医療機関への相談が前提。


更年期の運動にパーソナルジムが向いている3つの理由

Re:Glow パーソナルジム トレーナー指導風景

一般的なフィットネスジムや自己流の運動と比べて、パーソナルジムが更年期世代に向いている理由を3つお伝えします。

理由①:更年期の体の状態に合わせた個別メニューを設計できる

「更年期=どんな運動も同じ」ではありません。体重増加が主な悩みの方と、関節の痛みがある方とでは、取り組むべきトレーニングの内容が異なります。また、ホットフラッシュや疲れやすさが強い時期は、運動強度を抑える必要もあります。

パーソナルジムでは、初回カウンセリングで現在の体の状態・悩み・目標を丁寧に聞いたうえで、その方専用のプログラムを設計します。「今日は疲れている」「関節に違和感がある」という日のセッションも、その日の状態に合わせて内容を調整できます。

理由②:フォーム管理で関節への過剰な負担を防げる

更年期を迎えた方が自己流でスクワットやランニングを始めると、フォームの崩れから膝・腰・股関節に過剰な負担をかけてしまうケースがあります。パーソナルジムではトレーナーがフォームをリアルタイムで確認・修正するため、関節への不要な負担を最小限に抑えながら筋肉に適切な刺激を与えやすいという利点があります。

特に更年期世代は関節の保護を最優先にした動作設計が重要で、「効かせる」だけでなく「傷めない」視点がトレーナーには求められます。

理由③:疲れやすさを考慮した段階的な負荷設計ができる

「運動を始めたいが、続く気がしない」「やる気はあるのに、翌日ぐったりしてしまう」という声は更年期世代のお客さまからよく聞かれます。これは根性や意志の問題ではなく、更年期特有の疲れやすさと回復力の低下が影響している場合があります。

パーソナルジムでは、初期の負荷を抑えながら徐々にステップアップする設計が得意です。「頑張りすぎて挫折する」というパターンを防ぎ、継続できる強度での習慣形成をサポートできます。

要点: 個別設計・フォーム管理・段階的負荷の3点が、更年期世代にパーソナルジムが向いている主な理由


更年期におすすめの筋トレ・体幹トレーニング内容

Re:Glow パーソナルジム 深大寺店トレーニングエリア

更年期世代の方に対して、Re:Glowでよく取り入れているトレーニングの内容を紹介します。これはあくまで一例であり、実際のプログラムは個人の状態・目標・体力に応じて変わります。

痛みや違和感が出た場合は、すぐに中止してトレーナーに相談してください。

下半身の筋トレ(スクワット系)——体重増加対策の中心

種目特徴更年期世代での注意点
チェアスクワット(椅子を使う)可動域を制限しやすい膝の痛みがある方の入門として適している傾向
ゴブレットスクワット自重〜軽いダンベルで実施体幹の安定を同時に使える
レッグプレス(マシン)重力の影響を受けにくい膝・腰への負担を調整しやすい

スクワット系は下半身の大きな筋肉(大腿四頭筋・ハムストリングス・大殿筋)を鍛えられるため、基礎代謝の維持に貢献しやすい傾向があります。American College of Sports Medicine(ACSM)のガイドラインでも、週2回以上の筋力トレーニングが更年期世代を含む成人に推奨されています。

体幹トレーニング——腰・膝への負担を減らすために

種目目的ポイント
ヒップリフト(グルートブリッジ)大殿筋・多裂筋の活性化腰を反らせず、お尻で持ち上げる
デッドバグ腹横筋・深層筋の安定腰が床から浮かないことが最優先
バードドッグ体幹全体・骨盤の安定骨盤の水平を保ちながら対側の手足を伸ばす

体幹の安定性は腰や膝への負担軽減にも関係する傾向があり、更年期世代のトレーニングでは優先度が高い領域です。

ストレッチ・モビリティ系

更年期に入ると体のこわばりや関節の動きの低下を感じる方も多くいます。Re:Glowではトレーニング前後に、股関節・胸椎・肩甲帯のモビリティ(動きやすさ)を確保するストレッチを取り入れています。「体を動かす前に動ける体を作る」という考え方です。

軽い有酸素運動との組み合わせ

筋力トレーニング単体よりも、軽い有酸素運動(ウォーキングのペース程度)と組み合わせることで、心肺機能の維持や体組成の変化をサポートしやすくなる傾向があります。厚生労働省「身体活動・運動の推進」では、有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが健康増進に有効とされています。ただし、疲れやすさがある時期は有酸素運動の強度を抑えることを優先します。

要点: 下半身の筋トレ・体幹トレーニング・ストレッチの組み合わせが、更年期世代のトレーニングの軸になりやすい


Re:Glowの現場から — 更年期世代のお客さまの変化

Re:Glow パーソナルジム カウンセリング風景

Re:Glowでは延べ3,000件以上のセッション(2024年10月〜現在、パーソナルトレーニング実施セッション数の延べ件数、Re:Glow集計)を実施してきました。そのうち40〜50代のお客さまが占める割合は相当数にのぼり、更年期世代と接する中で現場で繰り返し実感している2つの知見をお伝えします。

独自知見1:更年期世代は「疲れからの回復設計」がトレーニング継続の鍵になる傾向がある

更年期世代のお客さまで多く見られるパターンが、「やる気があってスタートしたが、翌日ぐったりして続かない」というケースです。これはトレーニング内容が悪いのではなく、回復時間の設計が体の状態に合っていないことが主な原因として考えられます。

Re:Glowでは、更年期世代の方に対して最初の1〜2ヶ月は特に「完全に回復してから次のセッションに臨む」ことを重視した頻度・負荷設計を行っています。具体的には、セッション間を72〜96時間空けることも珍しくありません(一般的な筋力トレーニングの推奨回復時間は48〜72時間とされることが多いですが、更年期世代では個人の回復感覚に合わせてさらに余裕を持たせています)。

現場では、この「余裕を持った頻度設計」でスタートした方の方が、3ヶ月後も継続している傾向が強くみられます。疲れやすさをネガティブに捉えず、「今の体の状態を正直に受け取る」ことが更年期世代のトレーニングでは特に重要だと感じています。

独自知見2:「何から始めればいいかわからない」という状態が、更年期世代にとって最大の障壁になりやすい

更年期に入ると、体の変化に戸惑いながら「運動しなければ」という気持ちはあるものの、何から手をつければいいかわからず、行動に踏み出せない方が多いという実感があります。「ウォーキングでいいのか」「筋トレした方がいいのか」「ヨガは効果あるのか」——情報は多いのに、自分に何が合うのかがわからないというジレンマです。

Re:Glowの初回カウンセリングでは、こうした「迷いの整理」を最初のステップと位置づけています。体の状態や目標を聞いたうえで、「今のあなたに合った運動の入口」を明確にすることに時間をかけます。

「まず何をすべきかを決めてもらえてよかった」というフィードバックをいただくことが多く、「迷いを終わらせること」がトレーニング効果の前段階として機能しているという実感があります。更年期世代の方が最初の一歩を踏み出すうえで、プロに整理してもらう環境は特に有効だと考えています。

要点: 更年期世代には「回復設計」と「迷いの整理」という2つのサポートが、継続の鍵になりやすい


よくある質問(FAQ)

Re:Glow パーソナルジム 三鷹台店カフェスペース

Q. 更年期の症状が強い時期でも運動できますか?

ホットフラッシュや強い倦怠感がある時期は、無理に運動強度を上げることはおすすめしません。ただし、体の状態に合わせた軽いストレッチや呼吸を意識した運動は継続できる場合もあります。Re:Glowでは当日の体調に合わせてセッション内容を柔軟に変更しているため、「今日はしんどいかもしれない」という状態でも安心してご相談いただけます。なお、症状が強い場合は婦人科などの医療機関への受診を優先してください。

Q. 更年期の体重増加対策として筋トレは効果がありますか?

「必ず体重が落ちる」という保証はできませんが、筋力トレーニングによって筋量を維持・増加させることで基礎代謝の低下を補完し、体重管理に取り組みやすくなる傾向があります。ただし食生活とのバランスが重要であり、運動だけで劇的な変化が出るわけではありません。40代女性のパーソナルジムでの変化についてはパーソナルジムは40代女性に効果ある?ダイエットから健康維持まで現場が解説もあわせてご参照ください。

Q. 関節の痛みがあっても通えますか?

関節の状態によって対応が異なりますが、膝や腰に痛みがある場合でも、痛みの出ない動作範囲・負荷でのトレーニングは多くの場合可能です。Re:Glowでは初回カウンセリングで痛みの部位・程度・原因(医師の診断を受けている場合はその内容)を確認し、安全に実施できる範囲でプログラムを組みます。膝の痛みについては膝に痛みがあってもパーソナルジムに通える?現場トレーナーが注意点を解説、腰痛については腰痛持ちでもパーソナルジムに通える?改善が期待できるトレーニングと注意点もご覧ください。

Q. 週何回から始めるのがいいですか?

更年期世代の方には、まず週1〜2回から始めることを目安としてご提案することが多いです。疲れやすさや回復力には個人差があるため、最初は「少し物足りない」と感じるくらいの頻度からスタートし、体の応答を見ながら調整するのが継続しやすい傾向があります。週1回でも続けることに意味があります。詳しくはパーソナルジムは週1回で効果ある?目的別の頻度ガイドと続けるコツもあわせてご参照ください。


まとめ:更年期の運動はパーソナルジムで「体の変化に合わせて」始めるのが近道

Re:Glow パーソナルジム フロー画像

更年期の体と運動の関係について、ポイントを整理します。

ポイント内容
更年期の体の変化筋力低下・代謝低下・関節負担増加の傾向(個人差あり)
更年期の体重増加対策筋量維持・代謝の下支えに筋トレが有効な可能性(断定はできない)
パーソナルジムの強み個別設計・フォーム管理・段階的な負荷設計の3点
現場の知見「回復設計」と「迷いの整理」が更年期世代の継続を支える

更年期は体が大きく変化する時期ですが、適切な運動と向き合い方次第で、体力・体型・日常の活動量を維持しやすくなる傾向があります。「何から始めればいいかわからない」という方こそ、まずプロに相談することをおすすめします。

Re:Glowでは初回カウンセリングで今の体の状態を丁寧に確認し、あなたの目標と生活環境に合ったプログラムをご提案しています。三鷹台店・深大寺店の2店舗で完全個室・手ぶらOKの環境を整えており、「周囲の目が気になる」という方も安心してご利用いただけます。

Re:Glowの体験トレーニング(約60分)でわかること:
  • 今の体の状態(筋力・柔軟性・姿勢)の確認
  • 更年期の体に合ったトレーニングの方向性
  • 「何から始めるか」の具体的な整理
あなたに合った次のステップ:

体験は約60分・手ぶらでOKです(ウェア・タオル・水・プロテイン完備)。無理な勧誘は一切行っていませんので、「自分の体に今必要な運動」をトレーナーと一緒に整理することから始めてみませんか。


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