ダイエット・脂肪燃焼

鶏ムネ肉と鶏モモ肉、筋肉に良いのはどっち? — 10年食べ続けた私の答え

「筋肉をつけるなら、鶏ムネ肉と鶏モモ肉のどっちがいいんですか?」——Re:Glowでも本当によくお聞きする質問です。高タンパクで低脂質のムネを勧める情報が多い一方、モモの方が食べやすいし続けやすいという声もよく聞きます。

10年近く自分の体で両方を試してきた私の結論から言えば、どちらか1つに絞るより、目的別に使い分けるのが一番続きます。ムネ肉だけの時期も、モモ肉中心の時期も経験した上で行き着いた答えです。

今回は、栄養成分の違いと、私が実際にやっている使い分け、そしてRe:Glowで食事相談を受ける時に伝えていることをお話しします。

筋肉作りの視点で見た鶏ムネ肉と鶏モモ肉の違い

まずは数字で整理します。皮なしの生肉100gあたりの主な栄養成分は以下の通りです(日本食品標準成分表準拠の目安値です)。

項目鶏ムネ肉(皮なし)鶏モモ肉(皮なし)
エネルギー約105kcal約113kcal
タンパク質約23g約19g
脂質約1.5g約5g

タンパク質量だけで見ればムネ肉に軍配が上がります。同じ100gでも4gほど多く摂れ、カロリーも8kcal低い。減量期にムネ肉が推奨される理由はここにあります。

一方、モモ肉は脂質が3倍以上多く、満足感が高いのが特徴です。アミノ酸のバランス(アミノ酸スコア)はどちらも100で、完全タンパク源として同等です。「筋肉に良い/悪い」という単純な話ではなく、摂りたいカロリーと脂質量によって選び方が変わるのが正確な答えです。

保戸塚 康裕
執筆 Re:Glow代表 保戸塚 康裕

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。大手パーソナルジム勤務を経て独立し、Re:Glow パーソナルジムを設立。延べ3,000件以上のセッション実績を持ち、初心者から競技者まで幅広い層の指導を行う。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言を意図するものではありません。

私が日常的に食べているのはどっちか

正直に言うと、私は週の6〜7割をムネ肉、残りをモモ肉にしています。理由は単純で、ムネ肉だけに絞っていた時期に飽きて続かなくなった経験があるからです。

20代の頃、減量のためにムネ肉だけで何ヶ月も過ごそうとして、3週間目で鶏肉を見るのが嫌になりました。冷蔵庫のムネ肉を前に「今日はパンでいい」と挫折した日もあります。続かなければ意味がない、と痛感した出来事でした。

それ以来、平日の食事は塩麹に漬けたムネ肉をメインにしつつ、週末は鶏モモのステーキや照り焼きで満足感を取るようにしています。モモ肉の日は脂質もしっかり摂れるので、長時間のトレーニング前にちょうどいいエネルギー源になります。

味の満足度は続ける力を左右します。「どちらか1つ」に絞るより、気分とその日の運動量で使い分ける方が、結果的に長く続けられると感じています。

目的別の使い分け方(減量期/増量期/維持期)

時期別に、私がどう使い分けているかをまとめます。あくまで目安で、個人差があります。

減量期

ムネ肉を中心に、1日あたり200〜300gを目安にします。脂質を抑えてタンパク質を確保できるので、体脂肪を減らす時期に向いています。パサつきが苦手な方には、塩麹や片栗粉をまぶしてから加熱する方法がおすすめです。

増量期

モモ肉と豚肉を織り交ぜ、脂質を含めた総カロリーを確保します。筋肉を作るには余剰カロリーが必要で、脂質は筋合成に関わるホルモンの材料にもなります。ムネ肉だけだとカロリーが足りず、増量が進まないケースが多い傾向があります。

維持期

ムネとモモを半々、もしくは気分で選びます。私はこの時期が一番長く、日々のストレスが少ないので結果的に続けやすいと実感しています。プロテインの補給についてはパーソナルジムでプロテインは必要?で詳しく扱っていますので、あわせてご覧ください。

次の一歩

「自分の目的と生活に合った食事の選び方が分からない」と感じる方は、無料カウンセリング&無料体験(約60分・無料)で、現在の食事内容と運動量を踏まえた現実的な提案をお伝えします。

Re:Glowで食事相談を受ける時に伝えていること

現場では「どっちが正解ですか?」と聞かれる度に、私は「両方使い分けるのが一番正解に近い」とお答えしています。理由は3つあります。

1つ目は、同じ食材に飽きることが最大のリスクだからです。飽きて続かなくなるより、週単位で変化をつけて続ける方が、3ヶ月後・半年後の体は確実に変わります。

2つ目は、脂質を極端に減らすとホルモンバランスが乱れやすい傾向があることです。特に女性は月経周期にも影響するため、モモ肉の脂質を完全にカットするのは推奨していません。個人差はありますが、適度な脂質摂取は筋肉と体調の両方に関わります。

3つ目は、料理のストレスを減らすためです。ムネ肉だけだと「パサつかない調理法」に頭を使い続けます。モモ肉を混ぜるだけで料理の負担が減り、結果的に自炊が続きやすくなります。食事そのものの考え方はパーソナルジムの食事指導は厳しい?でも整理しています。

まとめ — 正解は1つじゃない

「鶏ムネ肉と鶏モモ肉、筋肉に良いのはどっち?」への私の答えは、どちらも良い、目的と気分で使い分けるのが一番です。

  • タンパク質量・低脂質ならムネ肉
  • 満足感・脂質摂取ならモモ肉
  • 続けやすさを優先するなら両方使う

筋肉を育てるのは食事と運動の「継続」です。ムネ肉だけで続かなくなるなら、モモ肉を混ぜた方がずっと筋肉に良い選択になります。個人差はありますが、自分が続けられる食事が結局のところ一番の近道だと、10年の経験から実感しています。

関連記事

日常に、整える時間を。
Re:Glowで始めませんか。

まずは無料体験から、あなたのペースで。

当日予約OK|9:00〜23:00営業